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「1835年9月17日。散歩の途中で2頭の大きなリクガメに出会った。どちらも、少なくとも体重200ポンドはあるだろう。1頭はサボテンを食べており、私が近づくとこちらを見つめ、不機嫌な様子でゆっくりと立ち去った。もう片方は低い唸り声を発し、甲羅に頭を引っ込めた。」

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雄飛する男たち

マイケル・フリードバーグ

日付 — 2012年1月13日

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IWCの「パイロット・ウォッチ」のアイコン的地位は、決して空想の産物などではありません。IWCの価値観を体現するこれらの時計は極めて高い人気を博し、スイス時計業界においてパイロット・ウォッチというひとつのジャンルを打ち立てました。 時計業界全体を見渡してみても、アビエーターのためのタイムピースに、かくも豊かな伝統を持つブランドはおそらくIWCをおいて他にはないでしょう。21世紀の今日、こうした時計に備わる優れたデザインと機能によって、IWCは業界におけるリーダーとしての地位を確固たるものにしています。

パイロット・ウォッチを製造する本格マニュファクチュールとして、IWCが歩んできたこれまでの歴史は、ロマンに満ちた魅力あふれる冒険心を呼び起こします。初期の頃の飛行士たちは、文字どおり重力に抗おうとする勇気を持っていました。そして今日、航空母艦から超音速ジェット機が発艦する時代になりました。甲板に轟く爆音には、並外れたスピード感や、ともすると重力加速度すら感じさせるようなスリルがあります。当然のことながら、戦闘機のパイロットは、すべての機動作戦を完璧にやり遂げなければなりません。

いつの時代も飛行士が身に着ける時計は、優れて機能的なツールでした。飛行士たちは時計が示す時間を基準に、速度と距離を算出していたため、時計にはきわめて高い精度を求めました。

このような歴史と冒険と精度が、ほぼ80年かけてIWCのDNAに埋め込まれてきました。1936年頃、IWCは初の「スペシャル・パイロット・ウォッチ」を世に送り出しました。1940年には、特別に改良を加えたポケットウォッチ・ムーブメントを使い、今や有名となった特大サイズの「ビッグ・パイロット・ウォッチ」を発表しています。これは当時ドイツ空軍がナビゲーションのために用いた時計です。そして1948年、英国王立空軍、並びに他の連邦軍のために、後に伝説の逸品として語り継がれる「マーク11」が誕生しました。いずれのモデルも、黒の文字盤と鮮やかな対比を作る、夜光塗料を塗布した太くて白いアラビア数字を採用していて、薄暗いコックピットの中でもひと目で判読できるデザインになっています。

—スペシャル・パイロット・ウォッチ(1936年)
—ビッグ・パイロット・ウォッチ(1940年)
—パイロット・ウォッチ・マーク 11(1948年)

これらのヴィンテージ・パイロット・ウォッチは、機能性を重視する“ツールウォッチ”として、極めて高い耐久性、完璧な精度、優れた視認性を特長としていました。一部では、ミリタリースタイルの文字盤が一般向けに製造されましたが、決してファッションを目的としてデザインされたわけではありませんでした。しかし興味深いことに、ミリタリースタイルは過去20年以上にわたり、ファッションステートメントとして人気を博し、多くの人々に愛用されています。

ミリタリースタイルの時計人気が再燃したのは、IWCが「準機械式」のパイロット・クロノグラフ(Ref. 3740)を発表した1988年のことです。このモデルはクォーツと機械式クロノグラフを組み合わせたムーブメントを搭載しており、実用的なミリタリースタイルの文字盤を持つ上質なステンレススティール製タイムピースでした。

このIWC製ウォッチ(Ref. 3740)をきかっけに、「パイロット・ウォッチ」の新世代モデルが次々と誕生します。そして、パイロット・ウォッチの新しい概念を確立することになろうとは、当時誰も予想していなかったことでしょう。1990年代初期、IWCは完全な機械式クロノグラフムーブメントとスプリットセコンド機能を備えた「パイロット・ウォッチ・ダブル・クロノグラフ」を発表しました。さらに、伝説のミリタリーウォッチ「マーク 11」に、自動巻きムーブメントと日付表示を加えて進化した後続モデル「マーク XII」も登場しました。これらはすべて精巧な機械式機構を搭載する高級時計であり、同時に秀逸な“ツールウォッチ”でもありました。大抵の場合、こうした時計はステンレススティール製のケースを備え、機能性が最優先事項であることの証として、明瞭なミリタリースタイルの文字盤を搭載していました。

—パイロット・ウォッチ・ダブル・クロノグラフ (1992年)
—パイロット・ウォッチ・UTC (1998年)
—ビッグ・パイロット・ウォッチ (2002年)

この新しいスタイルはたちまち一世を風靡しました。IWCは絶大な支持に応えて、過去15年間にわたり、じつに数多くのパイロット・ウォッチを発表してきました。そのなかには、第2タイムゾーン表示機能を備えた傑作モデルにして、IWCが誇る伝説の時計師クルト・クラウスが設計した巧妙なモジュールを搭載することでも知られる「UTC」が含まれています。ただし、もっとも有名なモデルといえば、おそらく2002年に発表された「ビッグ・パイロット・ウォッチ」(Ref.5002)でしょう。これは1940年にIWCが発表したミリタリーウォッチに現代的な解釈を加えて完成させたモデルです。ケース径46ミリを超える「ビッグ・パイロット・ウォッチ」ですが、そのサイズはおそらくスイス時計業界の中でも最大級のはずです。この一番人気の特大モデルは、やがて「ビッグ・パイロット・ウォッチ」(Ref.5004)へと進化を遂げ、そしてまた、永久カレンダーを搭載するパイロット・ウォッチを筆頭に、数多くの特別モデルのベースとなっています。

これらの時計はすべてベストセラーとなりました。当初は、大きすぎると言われていた「ビッグ・パイロット・ウォッチ」ですが、今ではその大きさを含めて、IWCのシグネチャーモデルになっています。そればかりか、ラージサイズの時計がファッショナブルだというトレンドの火付け役にもなりました。業界のトレンドセッターは、サイズのみならず、機能面でも他を寄せ付けない優秀さを見せつけています。

—パイロット・ウォッチ・クロノグラフ“トップガン・ミラマー”

2012年、IWCはこのトレンドを「パイロット・ウォッチ」の新作モデルに引き継ぎました。とりわけ、「トップガン・ミラマー」や「パイロット・ウォッチ・ワールドタイマー」、さらに新開発されたクロノグラフ・ムーブメントであるキャリバー89365を搭載し、デザインも一新された「スピットファイア」シリーズにその傾向が鮮明です。これら新作モデルには、一級の美的要素と最先端の技術が反映されています。クロノグラフ機能を装備した「スピットファイア・パーペチュアル・カレンダー・デジタル・デイト/マンス」もまた、他と一線を画す新作です。

航空機の操縦に最も適したこれらの時計ですが、実際はパイロットではないお客様にご愛用いただいている場合がほとんどです。つまり、民間航空機を利用する旅客が自分の手首に装着するような場合を除き、飛行のために使われることはほとんどありません。今日、航空機のナビゲーション機器は、ほぼ電子化され、コンピュータ制御の装置を駆使するような現代のパイロットにとって、パイロット・ウォッチはある意味、時代遅れともいえるのです。

しかしながら、この状況はパイロット・ウォッチに、むしろ大きな技術革新をもたらしているといえるかもしれません。なぜなら、輝かしい遺産を受け継ぎながらも、今世紀に相応しい機能を搭載した“ツールウォッチ”というコンセプトを与えているからです。私たちはこれらの時計を、精度の面でも、象徴的な意味でも、また、正確な計時装置としても高く評価しています。その耐久性が、そのロマンスが、そしてその実用性が、私たちのライフスタイルを豊かなものにしてくれるのです。

真の高級時計とは何かと不断に問い続ける真摯な姿勢が、IWCを長くリーディングカンパニーの座にとどめています。その意味でいえば、「パイロット・ウォッチ」は疑う余地もなく高級時計といえるでしょう。時計そのものがそれを体現しています。まさに「健全な精神は健全な肉体に宿る」の格言どおり、偉大な技術が産み落としたこの精密機械には、ある種の逞しさや躍動感、明瞭さといった個性が宿っているのです。

これらの時計は「形態は機能に従う」というバウハウスの理念を体現しています。この理念のいわば縮図ともいえる「パイロット・ウォッチ」――その圧倒的な存在感によって、高級時計業界をリードするIWCの躍進を支えています。

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