その他の記事
IWC Oils
規則正しく時を刻むために

どの程度の重圧や負荷にさらされてきたかによって、ムーブメントの内部機構の約50カ所に、腕時計に特化して開発されたオイルやグリースが施されます。

研究所でのテスト

IWCシャフハウゼンでは、タイムピースの新モデルに厳しいテストを課しています。この一連のテストは、温かい塩水槽に長期間浸したり、過酷な環境を再現した試験室に隔離したりと、最大で50段階もの独立したステップで構成されています。こうしたすべての工程を経てこそ、時計が最終的にお客様のお手元に届いた後、日常生活やさらに厳しい条件下での使用に適した機能が確保されるのです。

Sound_check_engine_AMG_972x426
音の追求

高い技術力を誇るメルセデス・ベンツの子会社が製造した、轟音を放つ大型のエンジン。力強く荒々しい音を立てて始動し、その数秒後には低く唸るような音が迫力のある爆音に変わります。

Grande Complication Dial Explained
小さな世界

世界は時間とともに動いています。IWCの「ポルトギーゼ・グランド・コンプリケーション」は、そのような時間をあらゆる尺度に集約したようなデザインで、控えめながらも美しく設計されたこのタイムピースの文字盤には、傾いた地球が彫り込まれています。

89800 Calibre Movement
永遠のデジタル表示

2009年に発表されたIWC製キャリバー89800は、デジタル日付表示の定義を塗り替えました。永久カレンダーのトリプルディスク機構は大型の日付表示と月表示を備え、閏年の周期がやや控えめに表示されています。

トップシークレット

フォーミュラ・ワン(F1)マシンの設計で最も重要な部分のひとつがエアロダイナミクス(空力)です。メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™ チームの代表ロス・ブラウンは、空力こそがマシンのパフォーマンスの決め手となる最も重要な条件であると言います。風洞がマシンの開発プログラムの心臓部である理由も、まさにそこにあります。

インヂュニア:伝説のストーリー

1955年にIWCシャフハウゼンが発表した「インヂュニア」は、旋風を巻き起こしました。その「インヂュニア」誕生の裏には、それよりも遥か昔1888年まで遡るストーリーがあったのです。

インスティチュート・オブ・スイス・
ウォッチメイキング(IOSW)

高級時計の需要がますます高まるにつれ、その製造に携わる有資格の時計職人に対する需要もさらに増加をたどる一方です。

エクスペリエンス

その距離、実に地球から月までの半分

日付 — 2013年11月15日

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—F1チームがしっかりと戦えるだけの装備すべてを送り出すことは、とてつもないチャレンジです。

メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™ チームにとって、フォーミュラ1(F1)グランプリへの参戦は、1万個ものパーツで構成される30トンに及ぶ資材と60名は下らない従業員を五大陸にまたがる世界各国のサーキットに送り込むことを意味しています。各目的地においてすべてが予定どおりに到着することを確実なものとしなければならないのは勿論のこと、そのために、システマティックであると同時に、臨機応変に状況に対処することも求められます。

ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンがメルボルンでシルバーアローのコックピットにいよいよ腰を下ろす段となったとき、英国ノーサンプトンシャー、ブラックリーにいたデヴィッド・フランスは安堵のため息を漏らしていました。メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™ チームのロジスティックス担当責任者として、彼は30万トンもの資材が2万キロ近くも離れたオーストラリアに予定通り到着するようにする責任を負っていました。2台のレースカーはもちろん、積荷には、スペアパーツ、ガレージで必要とされるあらゆる機材、レースマネジメントのための技術設備だけでなく、快適なアームチェアーやエスプレッソマシンなど、ゲストやVIPをもてなすためのアメニティまで含まれていました。

2013年のシーズン、F1各チームは3月から11月までの期間、五大陸を巡る19戦でしのぎを削りました。その間にチームのメンバーやその資材が移動する距離は、地球から月までの距離の半分に匹敵します。特に連戦―2週末連続でレースが行なわれる場合―は、ロジスティック・チームにとって大きなチャレンジです。それは、前のサーキットでのレース終了からわずか4日後には、次のレースが行なわれるサーキットに何もかもがきちんと運び込まれ、準備万端整っているようにしなければならないからです。

今シーズンは、オーストラリア、マレーシア、中国、バーレーンの順に英国国外4か所の転戦で幕を開けました。すべてのアイテムが各目的地に確実に、且つ、できる限り効率的に輸送されるよう、ロジスティック担当のスペシャリストたちは、海上輸送と航空輸送を巧みに組み合わせます。

「私たちの仕事は、ひとつの場所から次の場所への輸送チェーン全体を構築し、整備することにあります。」

—デヴィッド・フランス

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—メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™ チームのすべてのコンテナは、特別にチャーターされたボーイング747貨物機で輸送されます。

海上輸送が選択されるのは、ひとつのレースから次のレースへと移動する際にも分解されることのない大型装置、ナットやボルト、エンジンオイルや潤滑油、圧縮空気のボトルやコンプレッサーなどが詰まったキャビネ類、さらにテーブル、椅子、パラソルなどです。こうしたものすべてが予定どおりにオーストラリアに到着するよう、4本のコンテナがメルボルンでのレースの8週間前に英国から送り出されました。危険物として申告されたそのうちの1本には、シルバーアローF1マシン用に特別に精製された燃料約1400リットルが入っていました。

次の目的地まですべてを海上輸送で送るにはレース間隔がかなりタイトであるため、海上輸送用のアイテムすべてを詰めた貨物が5セット用意されます。「多くの場合、すべてを5セット用意して船で送った方が、ひとつのアイテムを航空便で世界中あちこちに送っていくよりも安上がりだからです」とフランスは説明します。状況をさらに複雑にしているのが、ブラックリーに必要となる資材すべてを保管するだけの倉庫スペースが十分にないことです。時には、積荷をあえて時間のかかるルートで送り、本拠地の貴重な保管スペースが占拠されないようにすることさえあります。

しかし、迅速に事に当たらなければならない場合には、航空便を利用します 。常に最新鋭を求められるコンポーネント、とりわけロズベルグとハミルトンのマシンを積んだ3本のコンテナは飛行機で輸送されます。シャシー、ギアボックス、リアウィング、エンジン、サスペンション、車体は、特殊な貨物用パッドで梱包されます。F1チームがしっかりと戦えるだけの装備すべてを送り出すことは、とてつもないチャレンジです。メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™ チームのすべてのコンテナは、特別にチャーターされたボーイング747貨物機で輸送されます。最悪の場合、第3のシャシーと利用できるスペアパーツで代わりのマシンを組み立てなければならないことも考えられます。また、ガレージで使われる重要な機械も同様に空輸されます。レースの約1週間前、英国に本拠を置くすべてのF1参戦チームのコンテナが、本部からイースト・ミッドランズ国際空港に運ばれ、特別にチャーターされたボーイング747貨物機に積み込まれます。1万個に及ぶパーツすべてが簡単に見つけられるよう、ひとつひとつ場所がきちんと決まっています。ブラックリーにある各部門がそれぞれ担当する装備の梱包を行ないます。チェックリストは数十ページに及びます。

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—メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™ チームの主要なレースクルーは、15名のエンジニア、38名のメカニックと技術者、そして5名のマーケティングとコミュニケーションのスペシャリスト、さらに他の分野のエキスパート数名で構成されています。

マシン用の新しいパーツは、まさに、ぎりぎり最後の瞬間まで時間をかけて作り上げられます。遅くとも土曜日までにはサーキットに届けたいものについては、ボックスでの航空便が追加手配されます。ここで、時には臨機応変な対応が求められることになります。例えば、中国でひとりのドライバーのヘルメットに不具合が出た場合、スペアのヘルメットを手荷物に持って、スタッフがブラックリーから上海に飛びます。チームのメンバーが空港でヘルメットを受け取ると、この運び役のスタッフは上海に自分を連れてきたのと同じ飛行機に乗り込み、14時間かけて英国にそのまま戻ります。

ヨーロッパ圏内での転戦の際には、チームは人目を引くトラックで移動します。シルバーカラーのトレーラーがパドックに置かれます。テレビでF1を見ている人にとってはお馴染みの光景です。完全に組み立てられたマシン2台は1台のトラックで運ばれます。マシンが最新の構造となっていることを確実にするため、トラックの出発はできる限り引き延ばされ、2人の運転手が必要に応じて交代しながら、ノンストップで目的地に向います。他のトラックにはスペアパーツ、ガレージで使われる機材、さらには油圧系コンポーネントの作業が行なわれるクリーンルームまでもが積み込まれます。また、各トレーラーには空調装置1台と、150kVの発電機2台―小さな村の電気がまかなえるほどの電力を発生させます―が装備されています。

レース用のトラック7号車は、車輪のついた巨大冷蔵庫です。「私たちは、メカニックやエンジニアたちが英国から遠く離れた地にあっても、自国にいるかのような安心感を持てるようにしたいと思っています」とフランスは微笑んでそう言います。だからこそ、この冷蔵車両には、“マーマイト”のスプレッド、“ポリッジ”と呼ばれるオーツ麦、ベイクドビーンズといった英国ならではの食材や、言うまでもなく、数え切れないほど大量のティーバッグなどが搭載されているのです。

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—ヨーロッパ圏内での転戦の際には、チームは人目を引くトラックで移動します。

「私たちにはいつでも何かすべきことがあるのです。毎日、予期せぬ難題が持ち上がりますから。」

—デヴィッド・フランス

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—レースに備えて:2週末連続でのレースは、ロジスティック・チームにとって大きなチャレンジです。

ヨーロッパのサーキットを転戦する際には、チームのモーターホームも用意されます。28本のコンテナに収まる資材で構成されるこの仮設住宅は、巨大クレーンを使って組み立てられます。1階は、主にチーム経営陣のオフィスとチームのVIPゲストのためのラウンジエリアとなります。ゲストは屋上からレースを観戦することもできます。

こうしたすべての資材に加えて、もちろん、そこにはサーキットで必要とされる人々がいます。メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™ チームの主要なレースクルーは、15名のエンジニア、38名のメカニックと技術者、そして5名のマーケティングとコミュニケーションのスペシャリスト、さらに他の分野のエキスパート数名で構成されています。ケータリングのチームもいて、食事と飲み物に関しては、常に高水準であらゆるサービスを提供しています。「私たちは、ブラックリーの本部から各サーキット、そしてそこからまたブラックリーに戻ってくるまで、あるいは、次のサーキットに行くまでの輸送チェーン全体を構築し、整備しています」とフランスは説明します。さらに、フルタイムで働くスタッフが、年間を通して、旅行の手配を行なっています。例えば、オーストラリアでのホテルは1年前に予約されます。ドライバーや彼らを担当するトレーナーは各自で移動しますが、それでもフランスと彼のチームは、ドライバーたちが必要とするすべてのサポートを提供します。「ルイス・ハミルトンの新しい犬であろうと、ベルギーGPでミハエル・シューマッハがスパでのレースの時に忘れていったガラスのトロフィーであろうと、私たちにはいつでも何かすべきことがあるんですよ。トロフィーは、私たちがブラックリーに持ち帰って、スイスにいるシューマッハに届けることになったんですけれどね」と言ってフランスは笑みをこぼしました。

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IWC Oils
規則正しく時を刻むために

どの程度の重圧や負荷にさらされてきたかによって、ムーブメントの内部機構の約50カ所に、腕時計に特化して開発されたオイルやグリースが施されます。

研究所でのテスト

IWCシャフハウゼンでは、タイムピースの新モデルに厳しいテストを課しています。この一連のテストは、温かい塩水槽に長期間浸したり、過酷な環境を再現した試験室に隔離したりと、最大で50段階もの独立したステップで構成されています。こうしたすべての工程を経てこそ、時計が最終的にお客様のお手元に届いた後、日常生活やさらに厳しい条件下での使用に適した機能が確保されるのです。

Sound_check_engine_AMG_972x426
音の追求

高い技術力を誇るメルセデス・ベンツの子会社が製造した、轟音を放つ大型のエンジン。力強く荒々しい音を立てて始動し、その数秒後には低く唸るような音が迫力のある爆音に変わります。

Grande Complication Dial Explained
小さな世界

世界は時間とともに動いています。IWCの「ポルトギーゼ・グランド・コンプリケーション」は、そのような時間をあらゆる尺度に集約したようなデザインで、控えめながらも美しく設計されたこのタイムピースの文字盤には、傾いた地球が彫り込まれています。

89800 Calibre Movement
永遠のデジタル表示

2009年に発表されたIWC製キャリバー89800は、デジタル日付表示の定義を塗り替えました。永久カレンダーのトリプルディスク機構は大型の日付表示と月表示を備え、閏年の周期がやや控えめに表示されています。

トップシークレット

フォーミュラ・ワン(F1)マシンの設計で最も重要な部分のひとつがエアロダイナミクス(空力)です。メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™ チームの代表ロス・ブラウンは、空力こそがマシンのパフォーマンスの決め手となる最も重要な条件であると言います。風洞がマシンの開発プログラムの心臓部である理由も、まさにそこにあります。

インヂュニア:伝説のストーリー

1955年にIWCシャフハウゼンが発表した「インヂュニア」は、旋風を巻き起こしました。その「インヂュニア」誕生の裏には、それよりも遥か昔1888年まで遡るストーリーがあったのです。

インスティチュート・オブ・スイス・
ウォッチメイキング(IOSW)

高級時計の需要がますます高まるにつれ、その製造に携わる有資格の時計職人に対する需要もさらに増加をたどる一方です。