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男のためのオート・オルロジュリー・ガイド

ムーブメント、機能や表示、ケースなどの開発や改良こそ、1868年の創設以来、IWCの哲学としてその中核を成してきました。永久カレンダー、トゥールビヨン、 ミニッツ・リピーターといった複雑機構は、時計製造の歴史における重要な功績であるだけでなく、IWC自社における設計と開発の努力が結実したものです。 アイコニックなコレクションに捧げる7つのエピソードから構成される「男のためのオート・オルロジュリー・ガイド」では、IWCシャフハウゼンのオート・オルロジュリー(高級複雑時計製造)の世界をご紹介いたします。

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オート・オルロジュリ―(英語ではHigh Horology)とは、その名の通り”高度な時計製造技術”を意味します。高級複雑時計製造は、ある意味において全て高水準を追求し、IWCシャフハウゼンで製造される高級時計は、技巧、技術、そして非常に細やかな手作業を要します。

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「グランド」の名を冠するとき

いまだ人々の記憶に名を刻む著名な英国人登山家にして、三度目のエベレスト遠征で命を落としたことでも知られるジョージ・マロリーは、1924年、なぜエベレストに登るのか?と問われて、こう答えています。「そこに山があるから」 ― この答えは、登山にまつわる最も有名な言葉となりました。

第五章:時計のメンテナンス方法

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星空を仰ぐ時

時計界に燦然と輝く「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」

テキスト — IWC 写真 — フェリックス・ストレウリ 日付 — 2011年8月29日

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「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」は、IWCシャフハウゼンが高級時計業界という星空に送り出したひときわ煌めく新星です。 この見事な傑作時計には、10年にもおよぶ徹底的な研究開発が費やされ、完成までに様々な分野における外部専門家たちの協力を得ました。彼らの協力がなければ「太陽時」と「恒星時」を組み合わせて表示するこの時計の完成は見られなかったでしょう。では、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」の開発に携わった製作チームの声を聞いてみましょう。

チームの中にはこのプロジェクトと同時に新人として仕事を開始し、
現在に至るまでそのキャリアのすべてを捧げているスタッフもいる

—ステファン・イーネン

ステファン・イーネン

時計職人として訓練を受け、マイスター公認高級時計師の資格を取得。マイクロ工学および精密工学を学び、経営学の修士号を取得。この間、10年間を時計職人として過ごす。2002年から、IWCの開発者兼デザイナーに就任。2006年にムーブメント研究開発部門(R&D)の責任者に、2010年5月からテクニカルディレクターとして「シデラーレ」プロジェクトを担当。

「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」は、完全なる芸術作品に位置づけられるタイムピースです。あなたが信じるこの時計の最大の魅力とはなんですか?

イーネン: このタイムピースの魅力は、豊富な複雑機構とその組合わせにあります。もちろん、コンスタントフォース(定力装置)付きトゥールビヨンも特筆に値するでしょう。時計の裏面にはごくわずかなスペースに星座盤が描かれ、地平線、地理的座標、太陽時、恒星時、日の出および日の入りの時刻を表示します。さらに、昼と夜、そしてトワイライト(薄明/薄暮)表示まで備えています。1年のうちその日が何日目であるかを示すカウンターの裏には、完全な永久カレンダーが内蔵されているという事実も忘れてはなりません。

開発チームのスタッフは、10年間にわたってこのプロジェクトに従事しました。長期におよぶ開発期間は、スタッフの皆さんにとってどのような影響を与えましたか?

イーネン: 確かに長期間ですよね。チームの中にはこのプロジェクトと同時に新人として仕事を開始し、現在に至るまでそのキャリアのすべてを捧げているスタッフもいるわけですから。私が開発エンジニアとしてIWCに入社した頃、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」の開発はまだ初期段階にありました。後に部門責任者として同プロジェクトに携わり、今ではテクニカルディレクターを務めています。これほどの長い時間を費やしてきたため、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」には極めて強い親しみを感じています。まるで、小さな子供が成長し、巣立っていくのを見守るような感じです。こうした体験は、別れの辛さと同時に大きな誇りも感じさせてくれます。

忘れられない瞬間はありますか?

イーネン: はい、たくさんあります。特に嬉しかったのは、完全に組み立てられた2点の初試作品を手に取り、すべての機能がスムーズに作動していることを確認した瞬間です。そのうち1点は、研究所における所定のテストをすべて問題なくクリアし、我々の努力に報いてくれました。この場をお借りして、開発チームの並外れた努力、プロジェクトに捧げるたゆまない情熱、そして「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」の成功に対する変わらない信念に感謝を捧げたいと思います。

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—ステファン・イーネン
IWCシャフハウゼン テクニカルディレクター
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ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア

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何より重要だったのは、誰もがこのプロジェクトに情熱を抱き、成功に至るまで少しも努力を惜しまなかったことです

—トマス・ガウマン

トマス・ガウマン

時計職人として訓練を受けた後、フランス、ドイツ、スイスで工学を学ぶ。チューリッヒ大学院にてエグゼクティブMBA(経営学修士号)を取得。 2005年からムーブメント開発のプロジェクトマネージャーを務め、キャリバー94900をはじめ、数多くのムーブメント開発に携わる。

あなたはプロジェクトのリーダーとして、ジョン-フランソワ・モジョンのデザインを現実のものにしました。開発者、専門家、時計職人が共同で作業にあたったわけですが、難しかったのはどのような点ですか?

ガウマン: 共同作業には確かに難しい面もありますが、同時にすべての関係者にとって非常に興味深いものでもありました。革新的な技術開発に取り組んでいると、時としてなかなか成果が上がらない場合もあります。そういう時は、すべての関係者にかなり厳しく粘り強さが求められるものです。我々はその要求に応えました。何より重要だったのは、誰もがこのプロジェクトに情熱を抱き、成功に至るまで少しも努力を惜しまなかったことです。このような献身的な取り組みがなければ、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」が設計図から現実の製品へと姿を変えることはなかったでしょう。

試作品の製作、素材の調達、性能テストなど、完成までに多くのハードルがあったと思いますが、最も誇りに思うことはどのようなことですか?

ガウマン: とくに嬉しかったのは、複雑なコンスタントフォース(定力装置)付き脱進機が、最初から問題なく作動したことです。テンプの新開発、IWCの計時部門におけるブレゲひげゼンマイの最適化、1000分の1ミリ単位の精度での脱進機部品製作などを考慮すると、至難の業を成し遂げたと言っていいと思います。

どのような点において、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」のムーブメントと他のIWC自社製ムーブメントは違うと言えるでしょうか?

ガウマン: ムーブメント開発に要した時間とその堂々たる大型サイズのほか、キャリバーにも独自の特徴があります。星座盤、地平線、日の出と日の入りの時刻をお客様のために個別に算出し表示することができるのです。つまり、個々の部品は特別に製作、組み立てられ、調整される必要があります。時計製造の頂点を極める傑作には、それなりの労力が要求されるのです。

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—トマス・ガウマン
IWC ムーブメント研究開発(R&D)部門責任者

認められるのは、最高品質のみ。「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」には、妥協の余地はありません

—マリオ・クライン

マリオ・クライン

機械工学部を卒業後、理学修士を取得。設計技師として50件を超える特許登録の実績を持つ。自動車業界でプロジェクトマネージャーを務めた後、2006年IWCに入社し、複数の製品グループの責任者を担当。3年前から「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」のプロジェクトマネージャーを務める。

マリオ・クライン、あなたがプロジェクトマネージャーになったのはいつですか?

クライン: 「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」に実際に関わるようになったのは、デザインを担当した3年前からです。コンセプトは明確でした。数々の複雑機構と機能を搭載しながらも、見るからに「ポルトギーゼ」のDNAを受け継ぐ、クラシックで実用的、かつ美しい時計を作りたかったのです。17.5mmというケースの厚さは、比較的控え目なサイズです。防水性は3気圧、魅力的で整然とした文字盤を備え、巨大なトゥールビヨンを搭載していながら、派手に主張することがない。裏面から見るとカスタマイズされた正確な天文機器として機能するこの時計が、類い希なる存在であることは明らかです。

お客様の注文はすべてあなたのデスクを経由し、全く同じものが存在しない唯一無二のタイムピース「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」が誕生します。お客様のご希望に応じてカスタマイズされた星座盤を装備し、素材やカラーも指定することができる。このことは、あなたにとってどういう意味がありますか?

クライン: 本質的に、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」は型破りな製品です。ひとつひとつの時計が個別のプロジェクトとして位置づけられ、独自の製品番号、特定の部品リスト、専属の時計職人を擁し、極めて複雑な計算を必要とします。プロジェクトのすべての工程に、それぞれ責任者が存在します。私はプロジェクトの監督を担当しますが、その他にも、お客様のご希望の地点 -例えばパリの凱旋門など- におけるグリッド照合をメートル単位の精度で計算します。それから、天体図に合わせて恒星時を設定します。このIWC自社製天体図ですが、直径28mmの複雑な4色プリントであり、驚くほどクオリティの高い仕上がりになっています。

機能、品質、デザイン…「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」に関しては、あらゆる要素が多かれ少なかれユニークですよね?

クライン: 認められるのは、最高品質のみです。「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」には、妥協の余地はありません。数えきれないほどのディテールがあり、そのすべてが完璧でなければならず、なおかつ全体的な構造にも完璧さが求められます。この時計を所有される方は、数年使用しても毎日新しい発見をされるはずです。新しいデザインを施したフォールディング・クラスプからバッテリー式の時計巻き上げ機構まで、すべてにおいて品質、機能、使いやすさに細心の配慮がなされています。お客様がこの時計を手にする時、きっと開発スタッフの情熱も実際に感じていただけるでしょう。

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—マリオ・クライン
IWC シャフハウゼン グループ・プロダクト・マネージャー

「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」プロジェクトでは、
圧倒的なスケールを誇る宇宙という対象を、こうして見事に縮小化できたことに大きな魅力を感じます

—ステファン・ブラス

ステファン・ブラス

卒業試験後、時計職人とマイスター公認高級時計師の資格を取得。1998年IWC入社。スペシャリティ部に在籍し、とりわけグランド・コンプリケーションとミニッツ・リピーターの組立てを担当。IWCでは「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」の製造に従事する予定。

ステファン・ブラス、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」プロジェクトでは、特別な任務を担っていますね。あなたにとって、このプロジェクトの魅力とは?

ブラス: 複雑なメカニズムも非常に印象的ですが、何よりも私を駆り立てるのは、複数の天文表示を組み合わせ、それらをひとつの時計上に正確に再現するというアイデアです。IWCには、驚異的な精度を持つムーンフェイズ表示がすでに存在します。一方、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」には、地平線、恒星時、日の出、日の入り、トワイライト表示を備える星座盤が搭載されています。私は、この時計に対して全体的な責任を担う立場にあります。ひとつひとつの時計が、お客様のご希望に応じて特別に制作されます。

このような特別な任務を負うあなたですが、どのようなスキルをお持ちなのですか?

ブラス: 高級時計師として、時計製造の分野で長きに渡り経験を積んできました。ミニッツ・リピーターや永久カレンダーといった複雑機構にも非常に馴染みがあり、また、トゥールビヨンの製作にもしばらく関わっていました。それから、グランド・コンプリケーション分野での経験を通して、自立的なアプローチも習得しています。つまり、最初から最後まで、原則的に一人の時計職人が組み立てを担当するという方法です。同時に、天文学についても基礎的な知識を持っていたので、そのスキルも「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」の機能設定や検査に役立ちました。

天文学はあなたの趣味のひとつでしたね。天文学の魅力とは?

ブラス: 若い頃から、星の動きや宇宙全般に興味がありました。測定不可能な力や宇宙における距離、またパルサー、新星、ブラックホールなど数えきれない現象に心を奪われます。そのほか、天体物理学者が観測に用いる技術にも感銘を受けています。こうした技術は、観測可能な距離を延ばすために絶えず開発が続けられているのです。「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」プロジェクトでは、圧倒的なスケールを誇る宇宙という対象を、こうして見事に縮小化できたことに大きな魅力を感じています。

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—ステファン・ブラス
IWC 高級時計師

「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」の開発は、高い山に登るようなもの

—ジョン-フランソワ・モジョン

ジョン-フランソワ・モジョン

工学部およびマイクロ技術部を卒業後、経営学および品質管理の修士号を取得。1995年から2005年までIWCに勤務し開発責任者となるが、現在はフリーランスとして、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」のコンセプト考案およびムーブメント設計を行う。

「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」は、シリーズの生産体制が整うまで、10年という年月を要しました。あなたは、これを“成功”と呼びますか?

モジョン: それはまぎれもなく冒険でした!まさしく高い山に登るのと同じような体験です。とにかく、がむしゃらに前進しなければならない時期もありました。問題を解決するのに多大な労力を費やさなければならない時もありました。しかし、こうした課題が我々を奮い立たせたのです。何としてでも「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」を誕生させたいという想いに拍車をかけてくれました。最終的に、私たちは情熱に満ちたサクセスストーリーを完成させました。山頂を征服したのです。

この時計の心臓部とも呼べるのが、特許を取得したコンスタントフォース(定力装置)付きトゥールビヨンです。この複雑機構の優れた点とは?

モジョン: 一見しただけで、その優れた点は明らかです。コンスタントフォース(定力装置)機構により、1秒ごとに秒針がジャンプします。静かな場所であれば、秒針がジャンプする音も聞こえるでしょう。従来の機械式時計とは異なり、このコンスタントフォース(定力装置)機構は、輪列がテンプとヒゲゼンマイに直接的な影響を及ぼすのを防ぎます。そのため、主ゼンマイにおけるトルクの変動など、香箱や輪列に由来するあらゆる不規則性を排除することができるのです。動作原理は極めてシンプルです。脱進機およびテンプとゼンマイの間に、コンスタントフォース・スプリングが設置されています。このコンスタントフォース・スプリングには、あらかじめ毎秒ごとに張力が加えられ、その蓄えたエネルギーをテンプとヒゲゼンマイに伝達します。このようにエネルギーを断続的に放出することで、テンプとゼンマイの振幅が一定となり、正確かつ安定した歩度が生まれるのです。

あなたは複雑機構の開発を専門としていますね。「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」では太陽時と恒星時が組み合わされていますが、今後これを越える技術が現れると思いますか?

モジョン: 常に物事は進化し向上するものです。時計デザイナーと時計職人は、常に人を驚かせることを考えていますから、楽しみに待ってみることにしましょう。

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—ジョン-フランソワ・モジョン
フリーランス・デザイナー兼開発者

一般大衆に向けて複雑な宇宙現象を解説するという仕事は楽しいものだ

—ベン・ムーア博士

ベン・ムーア博士

2002年チューリッヒ大学に着任し、宇宙論および天体物理学の研究グループを設立。宇宙の起源・進化・構造、暗黒物質およびエネルギー、惑星系の形成を専門とする。天文学に関するあらゆる項目について、「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」チームに対する助言を行う。

ムーア博士、あなたが時計メーカーから依頼を受けたのは、恐らく今回が初めてではないでしょうか?IWCへの協力に同意したのはなぜですか?

ムーア: 「天体物理学や宇宙論の研究は何の役に立つのか?」と、よく聞かれることがあります。本来、学問の価値は、人類の長期的な利益という観点から見ると、決して軽視ですべきものではないというのが私の答えです。経済全体が、そうした根本的な研究投資によって導かれた発見を通して繁栄しているのです。また、長い伝統を誇る有名なスイスの企業に協力し、我々の専門知識を実際の製品に活かすことができるという点にも大いに魅力を感じています。私は新たな課題に挑戦することが好きですから、IWCのデザインおよびエンジニアリングチームとの仕事はとても刺激的でした。

この時計で、博士の貢献が最も反映されている部分はどこですか?

ムーア: 宇宙の広大さや美しさを伝え、万物の構造という巨大なスケールの中で見れば人類は取るに足らない存在であるという事実を示し、一般大衆に向けて複雑な宇宙現象を解説するという仕事は楽しいものです。複雑な恒星機構と正確な星座盤を備えるこのIWCの時計を所有する方は、銀河系においてわたしたちがどこに位置しているのかを認識し、理解できることでしょう。手首に着用できるほどの機器としては、まさに非凡な達成であると言えます。この時計のデザインと構造、特にカスタマイズされた星座盤にわずかなりとも貢献することができ、嬉しく思っています。

ひとつひとつの時計に、お客様がお選びになった特定地点から見える星座盤が搭載されます。この点で、このタイムピースは唯一無二のものであると言えます。あなたが選ぶとしたら、どの場所を指定しますか?そして、その理由は?

ムーア: 天体物理学者として多くの国で仕事をし、世界中の多くの都市を訪問しました。しかし、私の故郷はチューリッヒです。他の場所に住むことは想像できません。ですから、北緯46度32分51秒、東経7度58分45秒を選びます。これは、ユングフラウ山にあるスフィンクス科学ステーションおよび天体観測所の位置です。アルプス山脈と氷河に囲まれた絶景が広がり、インスピレーションに満ちた非常に特別な場所です。

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—ベン・ムーア博士
チューリッヒ大学理論物理学研究所所長
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