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第一章:ムーブメントとは?

時計が時を告げることは誰もが知るところですが、それだけではありません。IWCの機械式時計は芸術品であり、スタイルの表現であり、さらには技術的な感動でもあります。

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ドラゴンの棲む島 - ガラパゴス諸島

半世紀以上にわたり、チャールズ・ダーウィン財団は、有名なガラパゴス諸島に生息する動植物相を調査研究すると共に、このユニークな自然の楽園を保全する活動に取り組むエクアドル政府のアドバイザーも務めています。今回は、そうした進化を守る人々のもとを訪れたときの模様をご紹介します。

Aquatimer
新しい「アクアタイマー」コレクションの世界

IWCのクリエイティブ・ディレクター、クリスチャン・クヌープが、「アクアタイマー」コレクションの新モデルのデザインをご紹介します。

星空を仰ぐ時

「ポルトギーゼ・シデラーレ・スカフージア」は、IWCシャフハウゼンが高級時計業界という星空に送り出した ひときわ煌めく新星です。この見事な傑作時計には、10年にもおよぶ徹底的な研究開発が費やされ、 完成までに様々な分野における外部専門家たちの協力を得ました。

インスティチュート・オブ・スイス・
ウォッチメイキング(IOSW)

高級時計の需要がますます高まるにつれ、その製造に携わる有資格の時計職人に対する需要もさらに増加をたどる一方です。

IW379502
IWCがあなたをガラパゴス諸島へご招待

このたび、IWCは「チャールス・ダーウィン財団」との特別なパートナーシップを記念して、プライスレスで貴重な体験をしていただけるチャンスをご用意いたしました。

IWC Oils
規則正しく時を刻むために

どの程度の重圧や負荷にさらされてきたかによって、ムーブメントの内部機構の約50カ所に、腕時計に特化して開発されたオイルやグリースが施されます。

たゆみない進化がもたらす発展

今年の主役は「アクアタイマー」。IWCの伝説のダイバーズ・ウォッチ・コレクションに、新しいタイムピースが加わります。全モデルにIWCのエンジニアが開発したセーフダイブ・システムが搭載され、ダイビングの安全性と利便性が向上しています。IWCは今日まで50年間、水中での使用のために設計された時計る技術革新を牽引し続けています。

エクスペリエンス

最高のドライバーに最高のヘルメットを

シューベルトヘルメット

テキスト — Medard Meier 写真 — Hiepler, Brunier 日付 — 2013年7月1日

共有:
—シューベルトのヘルメットには、スポンサーのロゴ以外に、ドライバーがそれぞれの装飾を施せるスペースがあります。ヘルメットデザイナーでエアブラシアーティストのイェンス・マンサーは、個々の持つデザインアイデアを実現させることに大いに誇りを感じています。

試練は突然やって来ました。2009年のハンガリーグランプリ予選中に、スティール製のスプリングが、フェリペ・マッサのヘルメットのバイザーとシェルを弾丸のように直撃したのです。この時、彼は約270km/時の速度で走行していました。マッサは強い衝撃を受けてたちまち意識を失い、マシンは制御不能の状態でタイヤバリアに滑り込んでいきましたが、彼は生き延びたのでした。

彼のヘルメットは衝撃に耐え、発生した膨大なエネルギー量のほとんどを吸収したのです。まさにヘルメットとしての役割をしっかり果たしたと言えます。これまでにない恐怖を目の当たりにした後に、ヘルメットを供給しているシューベルトの技術者たちは、ようやく安堵できたことでしょう。彼らはドライバーが出場するすべてのレースに同行し、各ドライバーに対し、常に3つのヘルメットを準備しています。どのヘルメットも唯一無二であり、自社の風洞施設の中で、ドライバーそれぞれのサイズやニーズにぴったり合わせて作られています。

ドイツのマクデブルクに拠点を構え、長い伝統を受け継いできたヘルメットメーカーのシューベルトは、2000年からフォーミュラ・ワン(F1)の公式サプライヤーを務めています。「最高のドライバーに最高のヘルメットを」が同社のモットーです。最初に使用したのはニック・ハイドフェルドで、その後ミハエル・シューマッハが続きました。現在シューベルトは、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサを擁するスクーデリア・フェラーリの公式パートナーを務めており、メルセデスのドライバー、ニコ・ロズベルグやザウバーの新ドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグもシューベルトのヘルメットを着用しています。「私たちとドライバーの間で金銭のやり取りはありません」と、CEO(最高経営責任者)のマルセル・ルジェーヌは語ります。お互いにとって金銭を越えた重要性があるのです。シューベルトは自社の技術力を広く認知してもらうことができ、一方ドライバーは身に着けるヘルメットが身体の最も傷つきやすい部分を最大限保護してくれると知ることで安心感が持てます。

「ドライバーにとっては、ヘルメットは信頼できるかどうかが問題であり、私たちにとっては、ヘルメットの製作において、ドライバーの安全に悪影響を及ぼし得るあらゆる状況を考えることが第一です」と、レーシングヘルメット技術者スベン・クリターは語ります。彼はレースのある週末は必ず姿を現します。裏方に徹して控え目にしていることが多いのですが、合図を受けると素早くサポートに移ります。F1ドライバーには、それぞれお気に入りのヘルメットがあります。たとえば、ニコ・ロズベルグは、2012年中国で初優勝した際に着用したヘルメットを特に気に入っています。「あの速いヘルメットを使おう」と、彼はジョークを飛ばします。シューベルト自体は、ほぼ優勝を独占していると言っても過言ではありません。2000年以降、シューベルトのヘルメットは、80を超えるレースにおいてチェッカーフラグを先頭で受け、さらに、ミハエル・シューマッハの4回と、キミ・ライコンの1回の計5回、世界チャンピオンに輝いたドライバーたちに選ばれています。

F1用に製造しているハイテクヘルメットは、私たちが生み出した技術の真骨頂です。

—マルセル・ルジェーヌ、シューベルト社CEO

重量が1.8キロにも満たないヘルメットは、56個の部品から成る技術が生み出す奇跡の結晶です。シェルは19層のカーボンファイバーと、カーボン/アラミドハイブリッド複合材で構成されています。これらの素材は、加圧滅菌器の中で、極めて高圧、高温の状態で圧縮、硬化されます。これは、ロケットおよび航空機構造物で用いられる素材技術です。ヘルメットで最も重要なバイザーは、厚さ3ミリのポリカーボネートから製造され、銃弾も通さないといわれています。

HANS(ヘッド・アンド・ネック・サポート・システム)装置を装着するためにヘルメットに取り付けられた2つのアンカーポイントは、実験室での検査において、1.4トンの張力に耐えなければなりません。これは、ヘルメットの両側に小型車を吊り下げているようなものです。HANS装置を使用することで、正面衝突により途方もなく高い遠心力を受けても、ドライバーの頭部はしっかりと固定され、頭部と頸部へのストレスが最大20パーセント軽減されます。

ヘルメットは、張力基準を満たさなければならないだけでなく、過酷な衝突試験にも合格しなければなりません。そこで、ヘルメットは金属でできたマネキンの頭に装着され、最大9.5m/秒の速度で4.8mの高さから鋭いスティール製の棒の上に落とされます。外面はほとんど損傷のない状態でなければならず、ヘルメットの中は、300g、すなわち重力の300倍を超える衝撃を受けてはなりません。これにより、衝突した際に外傷性脳損傷を防ぐことができると考えられます。これらの基準値は極端に思われるかもしれませんが、衝突した場合、ほんの一瞬の間であっても、実際に生じ得るものなのです。皆さんのご想像通り、素材はすべて不燃性かつ耐熱性で、ヘルメットは損傷を受けることなく、摂氏740度までの温度に耐えることができます。

Schuberth Helmets
—重量が1.8キロにも満たないヘルメットは、56個の部品から成る技術が生み出した奇跡の結晶です。シェルは19層のカーボンファイバーと、カーボン/アラミドハイブリッド複合材で構成されています。
—バイザーを装着するためにヘルメットに取り付けられた2つのアンカーポイントは、実験室での検査において、1.4トンの張力に耐えなければなりません。これは、ヘルメットの両側に小型車を吊り下げているようなものです。
Schuberth Helmets
—ヘルメットは、過酷な衝突試験に合格しなければなりません。そこで、ヘルメットはマネキンの頭に装着され、最大9.5m/秒の速度で4.8mの高さから鋭いスティール製の棒の上に落とされます。

しかし、そのヘルメットが連続で何時間も快適に着用できなければ、最高の安全性も全く無用なものとなってしまいます。最初の課題は通気性です。ドライバーは、マレーシアのように、最大摂氏40度という極端な気温で、相対湿度が約80%という状況に直面することがあります。そういった状況下では1秒間に10リットル(100km/時の場合)の新鮮な空気を、ヘルメットへ注ぎ込む必要があります。そのため、ヘルメットには空気の通り道が複数あり、最適な状態で空気を送り込めるようになっています。顎ひもとバイザーの各2つずつを含め、合計10個の取り入れ口と、6つの排気口があります。ヘルメットの中のライナーパッドは、それ自体が科学と言えます。位置とサイズがぴったりなので、ドライバーは心地良い屋内用スリッパを履いているのと同じように、ヘルメットの中でくつろいだ気分になれます。同時に、パッド入りのインサートは、いかなる衝撃をも相殺できなければなりません。もうひとつの課題は、ドライバーの視野を常に確保できるようにすることです。これを達成するため、バイザーには複数の細長いフィルムが貼り付けられています。そのフィルムに雨や泥が飛び散っても、300km/時で見通しが悪い状態で走行している時でさえ、ドライバーはすぐにそれを剥がすことができます。

「F1用に製造しているハイテクヘルメットは、私たちが生み出した技術の真骨頂です」と、マルセル・ルジェーヌは説明します。「長年にわたる、採掘や消火といったさまざまな分野での研究や、警察や軍隊との連携によって学んできたあらゆる知識が、ヘルメットに注入されています。」シューベルトは1922年に創設され、ブラウンシュヴァイクにある醸造所の子会社としてスタートし、ビールケースを製造していましたが、後にライカやローライのカメラ用レザーケースなど、事業を徐々に拡大。その後、レザーに関する専門技術を活かして、ヘルメットの裏地を製造するようになりました。

ドライバーにとって、ヘルメットは信頼できるかどうかが問題

—レーシングヘルメット技術者スベン・クリター

現在、シューベルトは、ヘルメットを必要とする主要なあらゆる分野において業界トップの地位を確立しています。スイスの消防員やチューリッヒの警察官が、作業中にマクデブルクのヘルメットを着用していたとしても、それほど驚くことではありません。スイス軍も、シューベルトに信頼を寄せています。370名の従業員を抱え、最先端の製造施設を備えるシューベルトは、毎日最大で2,000個のヘルメットを製造しています。

しかし、スタッフの真の誇りと喜びが凝縮されているのは、20数個のハイテクヘルメットです。ひとつひとつが唯一無二で、F1用に製造されています。また、これらのヘルメットは、ドライバーにとって、まるでビジネスカードのように、最も個を表現できるアイテムでもあります。

完璧主義者で、ヘルメットの重量にこだわったミハエル・シューマッハは、技術者が塗料の重量をわずか34グラムにまで減らすことに成功するまで満足しませんでした。しかし、これこそが極限のスポーツ、F1なのです。

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