カーボン製ケースのハイテクタイムピース

「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」

日付 — 2013年1月21日

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Ingenieur Automatic Carbon Performance
—「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」 (Ref. IW322401)

IWCシャフハウゼンは2013年より3年間、メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™チームのオフィシャル技術パートナーを務めます。両社は世界的に、卓越したクラフツマンシップ、技術革新、パフォーマンス・エンジニアリングという共通のビジョンで知られています。このパートナーシップを記念して、IWCはカーボン製ケースの新作タイムピースを発表します。「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」は、イエローもしくはレッドのデザインからお選びいただくことができ、それぞれ100本の限定生産です。

メルボルンのレッドシグナルが消え、新しいメルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™チームのレーシングカーがスタートを切るとき、2013年のグランプリシーズンが始まります。何百万人もの視聴者がテレビの前で熱狂するでしょう。熱狂するのは視聴者だけではありません。レースの舞台裏では、レースの戦略専門家や技術者から成る熟練のチームがモニターを通じて技術データのストリーミングを細かく、そして注意深く見守ります。技術パラメーターは適切に設定されているか。今までの努力が報われるか。何ヶ月もかけて行った計算が結果に結びつくだろうか。フォーミュラ・ワン™レーシングカーのセットアップは、最先端技の精密技術を駆使して行われます。メルセデスAMGペトロナスのエンジニア同様、IWCシャフハウゼンのデザイナー、技術者、時計師たちは、両社がパフォーマンス・エンジニアリングと呼ぶ完全性の実現のために飽くなき努力を行います。メルセデスAMGペトロナス フォーミュラ・ワン™チームのオフィシャル技術パートナーシップ提携を記念して、2013年にIWCは新作タイムピースを発表します。アウターケースに採用された先駆的な素材は、その加工技術に対する高い専門性が要求されます。これに成功したIWCは、最高水準の時計を製造する時計マニュファクチュールとしての名声を確固たるものにしたのです。

カーボン: フォーミュラ・ワン™のトレードマーク

1980年代初頭、カーボンファイバーは、フォーミュラ・ワン™レーシングカー製造の分野に大きな革命を起こしました。カーボンほどセーフティセル(モノコック)とボディー製造に完璧に適している素材は他にありません。スティールの2倍の剛性を持ち、重さは1/5と大変軽量です。フォーミュラ・ワン™レーシングカーのモノコックは、12層までのカーボンファイバー素材でつくられ、重さは60kg未満です。カーボンは非常に硬くて頑丈であるため、カーボンセルを破壊することは実際には不可能と言われています。現代のフォーミュラ・ワン™の安全性に重要な役割を果たしています。最新の革新素材の象徴であるカーボンは、フォーミュラ・ワン™のトレードマークとなりました。現在では、レーシングカーのハンドルも主にカーボンが使用されています。IWCシャフハウゼンが、メルセデスAMGペトロナスとのパートナーシップ提携を記念する新作タイムピース、 「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」 (Ref. IW322401、Ref. IW322402)にカーボン製ケースを搭載したのはとても自然なことでしょう。3構造から成るアウターケースは、レーシングカーの「モノコック」構造と同じ原理を採用しています。ファイバー素材をエポキシ樹脂に浸し成形し、それを高温高圧下で焼き固めた後に樹脂を硬化させます。ファイバーは髪の毛より5倍も細く、ウェビングを近くで見るとその繊細さが分かります。 「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」 のブラックの文字盤には、カーボンファイバーが綾織りされています。ファイバーの縦糸は、横糸の上下それぞれ2回ずつ織り込まれています。こうすることで、メルセデスAMGペトロナスのフォーミュラ・ワン™レーシングカーのハンドルに見られる特徴的なパターンをつくりだすことができるのです。ブラックのカーボンファイバーのウェビングは、フォーミュラ・ワン™のデザインをより忠実に表現し、タイムピースの表情にダイナミックな深みを与えます。

3構造から成るアウターケースは、レーシングカーの「モノコック」構造と同じ原理を採用しています。

時計デザイナーのジェラルド・ジェンタの伝統を受け継ぐデザイン

アウターケースとカーボン製ベゼルを防水性のチタニウム製インナーケースに固定する5つのビスは、 「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」 の技術的な外観とスタイルを引き立たせます。ビスカバーはジェラルド・ジェンタのデザインコードを受け継いでいます。ジェンタは、スポーティーなスティール製ケースを搭載した伝説的なタイムピース、「インヂュニアSL」(Ref. 1832)を1976年に発表しました。それは、今日でも時計業界における優れたデザインのひとつとされています。ダイバーのヘルメットからインスピレーションを受けたジェンタは、ビスや穴を隠さず、時計のべゼル上にわざと残すというデザインを考案しました。「インヂュニアSL」のベゼルの上に配置された穴と稲妻のサインは、「インヂュニア」シリーズの特徴的なトレードマークとなったのです。ジェラルド・ジェンタが現代的なダイビングの装備から着想を得たのと同様に、IWCのデザイナーたちは、フォーミュラ・ワン™から多数のインスピレーションを受けています。 「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」 は、フォーミュラ・ワン™で従来よく使われている素材を採用しています。ケースと文字盤にはカーボン、リューズ、リューズプロテクター、ビスカバーにはセラミック、ビスにチタニウム、そして型押しカーフスキン製インレイ付きラバー・ストラップにラバーを取り入れています。ストラップは、シグナルイエローもしくはシグナルレッドの糸でステッチが施され、シグナルイエローのステッチはフォーミュラ・ワン™に見られるソフトスリック・タイヤの表面に塗られている黄色いラインから、シグナルレッドのステッチはスーパーソフトスリック・タイヤからインスピレーションを得ています。モーターレースでは、どのタイヤを選ぶかは重要な戦略です。レースの観客はタイヤに付けられた6種類の色でタイヤの種類を見分けるのです。 「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」 には2つのカラーバージョンがあり、ストラップに施されたステッチの色が、イエローもしくはレッドの秒インデックスの色と一致します。サファイアガラスのシースルー裏蓋からは、フォーミュラ・ワン™レーシングカーのピストンのシルエットを象ったローターをご覧いただくことができます。この時計のエンジンとも言うべきIWC自社製80110キャリバーには、ペラトン自動巻き機構が搭載され、動力を伝えるパワートレインは正確に時を刻み、44時間のパワーリザーブを備えます。

予選レースを勝ち抜いた時計

レーシングカーがサーキット場を最高速度300km/hで走行する時、フォーミュラ・ワン™のドライバーは大きな衝撃と振動を受け、文字どおり体が激しく揺さぶられるような体験をします。さらにコーナーを回る時には、身体に5Gもの遠心力を受けます。ドライバーの鍛え抜かれた身体と効率的なサスペンションがなければ、この振動に耐えることはできません。「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」では、衝撃と振動にも耐え得る一体型耐衝撃システムを搭載しています。キャリバー80110は、IWCがこれまで製造してきた時計の中でも最も強靭なムーブメントで、日常生活および極限の状況下で起こりうるすべての条件をシミュレートした厳しいテストに合格することが要求されます。つまりフォーミュラ・ワン™で行われる「予選レース」というプロセスが、IWCでも同じように行われるのです。シャフハウゼンのワークショップでは、数ヶ月に及ぶ非常に厳しいテストプログラムが実施されます。衝撃、磨耗、気候、腐食、UV、実地など多数のテストに合格したタイムピースだけがIWCの製品として認証されます。市場に出てからは、オート・オルロジュリー(高級複雑時計製造)の分野で残りの競争を勝ち抜けるか評価されるのです。 「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」 はこの厳しい予選レースを通過した時計です。高度な技術を搭載したこの洗練されたモデルは、2つのカラーバリエーションをご用意しています。レッドもしくはイエローの秒インデックスとストラップのステッチが施された2つのモデルは、それぞれ100本限定生産です。ケース裏蓋リングには、「ONE OUT OF 100」というエングレーヴィングが施されます。

—オート・オルロジェリー(高級複雑時計製造)と世界最高峰のモーターレースには多くの共通点があります。高度に複雑なIWC自社製キャリバーであっても、700馬力を誇るメルセデスのエンジンであっても、エンジニアたちは完璧性と高い精度への情熱を共有することに変わりはありません。

「インヂュニア・オートマティック・カーボン・パフォーマンス」

Ref. IW322401 – IW322402

Ingenieur Automatic Carbon Performance

特徴

  • 機械式ムーブメント
  • ペラトン自動巻き機構
  • 一体型耐衝撃システム
  • リューズ操作による日付表示の早送り機能
  • 秒針停止機能付きセンタ-セコンド
  • ねじ込み式リューズ
  • イエローもしくはレッドの秒インデックスおよびストラップステッチ各100本限定生産

ムーブメント

  • キャリバー: 80110
  • 振動数: 28,800 A/h (4Hz)
  • 石数: 28
  • パワーリザーブ: 44時間
  • 巻上げ: 自動巻き

時計

  • 素材: Ref. IW322401: カーボン製ケース、ブラックの文字盤、ブラックの型押しカーフスキン製インレイ付きラバー・ストラップ、チタニウム製ピン・バックル、100本限定生産のイエローの秒インデックスおよびストラップステッチ、ケース裏蓋に「ONE OUT OF 100」がエングレーヴィング。
    Ref. IW322402: カーボン製ケース、ブラックの文字盤、ブラックの型押しカーフスキン製インレイ付きラバー・ストラップ、チタニウム製ピン・バックル、100本限定生産のレッドの秒インデックスおよびストラップステッチ、ケース裏蓋に「ONE OUT OF 100」がエングレーヴィング。
  • ガラス: 両面反射防止加工を施したフラットサファイアガラス
  • 防水: 12気圧
  • 直径: 46mm
  • ケース厚さ: 14.5mm

 

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