日付 — 2012年1月16日
それぞれ1940年と1948年に発表された「ビッグ・パイロット・ウォッチ」と「マーク11」。これら伝説のタイムピースと呼ばれるモデルが、古くから継承されるクラシカルなパイロット・ウォッチデザインに新しい息吹を与えました。 2012年、これらのスピリットを受け継ぐ「ビッグ・パイロット・ウォッチ」と「パイロット・ウォッチ・マーク XVII」が登場します。70年を経てもなお、先駆をなしてきたタイムピースにまつわるIWCのサクセス・ストーリーは続きます。
プロフェッショナルのためのパイロット・ウォッチを求める人にとって、IWCシャフハウゼンの存在を無視することはできないでしょう。1936年に登場した初の「IWCスペシャル・パイロット・ウォッチ」は、パイロット・ウォッチというジャンルの特徴となるデザインを定義付け、今もなおそのデザインは継承されています。IWCは、1940年に発表した「ビッグ・パイロット・ウォッチ」で、秒針停止機能を導入し、1948年発表の「マーク 11」では、精度、耐久性、信頼性の確かな基準を打ち立てました。だからこそ、先代の特徴をそのまま受け継ぐ後継モデルは、新コレクションでも重要な位置を占めているのです。
2002年に発表されて以来、 「ビッグ・パイロット・ウォッチ」 (Ref. 500901) は変わらぬ人気を保ち続けています。キャリバー51111はIWC最大のサイズを誇る自社製自動巻きムーブメントで、IWCの機械式時計製造における長い歴史の中で、その価値が証明されてきたあらゆる特徴を備えています。ゼンマイを搭載したローターとペラトン自動巻き機構は、7日間分以上のパワーリザーブを一瞬のうちに巻き上げ、またパワーリザーブ機構に備わる複雑な輪列により、正確に168時間が経過した時点でムーブメントが停止します。ゼンマイの張力が完全に緩みきってしまう前にムーブメントが停止するため、主ゼンマイのトルクが減少する可能性を排除しました。これにより、時計が作動している間は常に一定レベルの精度が保たれます。“3時”位置のパワーリザーブ表示は、ムーブメントが停止するまでの時間を正確に示します。「ビッグ・パイロット・ウォッチ」は“6時”位置に日付表示を備えているほか、飛行に使用される時計にとって不可欠なセンターセコンドも搭載しています。直径46mmのケースは軟鉄製インナーケースを内蔵し、強い磁場からムーブメントを確実に保護します。
直径46mmのケースは軟鉄製インナーケースを内蔵し、強い磁場からムーブメントを確実に保護する
ビジネススーツにもフライトジャケットにも
「ビッグ・パイロット・ウォッチ」は紛れもなく、1940年製の歴史的な初代モデルのデザインを踏襲しています。見やすく整然とした印象を与えるマットな黒の文字盤、“12時”位置の矢印のマーカー、そして鮮やかに発光する夜光性塗料が施された数字と針が、周囲の明暗に関わらず完璧な視認性を提供します。「ビッグ・パイロット・ウォッチ」はIWCのコレクションで唯一、大型のリューズを備えており、飛行士たちが暖房のない、時には屋根さえないコックピットで操縦桿を握っていた航空史初期の時代の名残を感じさせます。当時、厳しい環境に対応するため、飛行士たちは中綿入りのフライトジャケットと厚手の手袋を着用しており、時計の巻き上げや時刻合わせなどの操作を行うには大変不都合でした。このため、特別に大きく屈強なリューズを必要としたのです。また、フライトジャケットの上から着用できるように、二重に折り重なる非常に長いレザーストラップを備えていました。
現在では、「ビッグ・パイロット・ウォッチ」の所有者は、フライトジャケットではなくビジネススーツに合わせて着用することが多いでしょう。ステンレススティール製の最新モデルは、ブラックのアリゲーター・ストラップの仕様です。また、フォールディング・クラスプのデザインもさらに魅力的、かつケース直径に合った適切なサイズになりました。
伝説的モデル「マーク 11」の後継モデル
その外観と機能の両方において、「パイロット・ウォッチ・マーク XVII」(Ref. 326501 / 326504)はクラシカルなパイロット・ウォッチの模範と言えるでしょう。コックピット内の計器同様、黒の文字盤上は白のインデックスをはじめ必要最低限の表示のみに限り、視認性を最優先としました。ステンレススティール製ケースの直径は、先代の「マーク XVI」より2mm大きい41mmになりました。IWCの時計師は、航空計器をさらに想起させるデザインにするため、高度計に倣い、日付窓の数字を縦に配置しました。本日の日付は鮮やかなシグナルレッドのトライアングル・ポインターで示されます。航空機内の計器盤に見られるシグナルレッドの表示にインスピレーションを得たこのデザインは、今やIWC「パイロット・ウォッチ」の代表的な特色でしょう。6気圧防水のこのタイムピースは、自動巻きキャリバー30110ムーブメントを搭載し、42時間のパワーリザーブを備えます。全歴代モデルと同様、「マーク XVII」も精度と耐久性において、シャフハウゼンで製造される航空プロフェッショナルのための「パイロット・ウォッチ」に要求されるあらゆる条件を満たしています。耐磁性軟鉄製インナーケースと、急激な気圧変化に対応するサファイアガラスを備える「マーク XVII」は、1940年製の伝説の先代モデル「マーク 11」が築いた伝統を引き継いでいます。「マーク 11」は磁界を誘導する特殊な合金製のケースに納められ、無線や、また近年ではレーダー機器から発せられる磁気がムーブメントを避けて周囲に誘導される仕組みになっていました。単純ながら実に巧妙なこの解決策によって、「マーク 11」は絶大な人気を博しました。秀逸な技術的特徴を誇るこのタイムピースは、長い間、英国空軍の公式腕時計としてパイロットと航空士に愛用されました。この文字盤のレイアウトこそ、今日まで引き継がれているパイロット・ウォッチのデザインの揺るぎない基礎を築いたと言えます。IWC「パイロット・ウォッチ」シリーズの中でも最も名高いこのモデルは、瞬く間に後世に残る名声を確立しました。昔と変わらぬ性能で時を刻むタイムピースが今この時代にも、コレクターが求めてやまない貴重なアイテムとなっています。
新作「パイロット・ウォッチ・マーク XVII」は、IWC「パイロット・ウォッチ」シリーズとして相応しい調和を生み出します。ピン・バックル付きのブラック・アリゲーター・ストラップか、新しく開発されて、長さの微調整が可能になったフォールディング・クラスプ付きステンレススティール製ブレスレットのどちらかをお選びいただけます。
*IWCシャフハウゼンは、商標「グリュシデュール®」の
所有者ではありません。
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