パルウェーバー・システムによるデジタル表示

パルウェーバー・システムによるデジタル表示

IWC自社製キャリバー94200では、技術的に難易度の高い時・分のデジタル表示を実現するため新機構が開発されました。オリジナルのポケットウォッチでは歯車がディスクを動かしていたのに対し、新モデルは分表示の一の位のディスクを切り替える専用の輪列と項箱を備えています。この専用輪列の動きは、時計本体の輪列と連結する作動メカニズムによってブロックされており、60秒に一度だけブロックが解除されるとディスクが回転します。10分が経過すると、一の位のディスクが十の位のディスクを一つ先に進め、さらに60分が経過すると時表示のディスクが切り替わります。表示ディスクを駆動する輪列が独立しているため、時計本体の輪列内に伝わる駆動力に影響を与えることがなく、安定した歩度と60時間という長時間のパワーリザーブを実現できるのです。オリジナルのパルウェーバー・ポケットウォッチと同様、表示ディスクはリンク機構を介して星型の歯車とつながっており(ジェネバ機構)、リューズ操作で簡単に前後に修正することができます。