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壮大な名品「マーク」

壮大な名品「マーク」
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the Pilot’s Watch Mark XX

the Pilot’s Watch Mark XX

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「パイロット・ウォッチ・マーク XX」(Ref. IW328207 / 328208)と、「マーク」シリーズの歴史について詳しくご紹介します

流行が一瞬で広がっては消えていく世の中で耐久性と洗練の証のような存在感を放つ、伝説の「マーク」シリーズのひとつ、「パイロット・ウォッチ・マーク XX」。「マーク」シリーズは今年、時を刻み始めてから75周年という輝かしい節目を迎えます。 1948年に鮮烈なデビューを飾った「マーク 11」から、洗練された魅力を放つ「マーク XX」まで、このシリーズは時計製造の歴史に揺るぎない足跡を残してきました。確かな精度と信頼性、そして時を超越するオーラを持つマークシリーズは、タイムレスなエレガンスの典型です。そして今、2つの新モデルが華々しく登場。75年間にわたる比類のないスタイルを祝し、皆様を「マークシリーズのストーリーを巡る旅」へとご案内します。
シルバーメッキの文字盤とステンレススティール製ブレスレットを持つ「パイロット・ウォッチ・マーク XX」(Ref. IW328208)
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パイロット・ウォッチ・マーク XX

IW328208

パイロット・ウォッチ・マーク XX

¥1,001,000

ステンレススティール ケース, 自動巻き. シルバー 夜光性, 「EasX-CHANGE」システムを採用したステンレススティール・ストラップ, ストラップ幅 20.0 mm.

スイス製

— シルバーメッキの文字盤とステンレススティール製ブレスレットを持つ「パイロット・ウォッチ・マーク XX」(Ref. IW328208)

    

真のツールウォッチ

 

シリーズの歴史を掘り下げる前に、まずは「パイロット・ウォッチ・マーク XX」を詳しくご紹介します。1948年に誕生した、アイコニックな「マーク 11」。その誇り高き後継が、「パイロット・ウォッチ・マーク XX」です。シルバーメッキの文字盤にブラックのカーフ・ストラップを組み合わせたモデル(Ref. IW328207)と、シルバーメッキの文字盤にステンレススティール製ブレスレットを組み合わせたモデル(Ref. IW328208)が新たに登場しました。

 

入念に再設計された直径40mmのステンレススティール製ケースはサイドがリニューアルされ、ラグの形状も洗練されて、どんな手首にもより快適にフィットします。また、「EasX-CHANGE®」システムにより、ストラップやブレスレットの幅広いセレクションの中から好きなものを選んで気分に合わせて交換することが可能です。

「マーク」の起源

 

「マーク」シリーズの豊かな歴史を振り返るには、1948年まで遡らなければなりません。この年、英国空軍が飛行士が携行する腕時計を探していました。

 

彼らがIWCに目を向けたことが、シリーズの発端となりました。そうして登場したのが、キャリバー89を搭載した伝説の「マーク 11」。このモデルは以前、「navigators wrist watch Mk. 11 – Stores Ref. 6B/346」として知られていました。英国軍は装備品に関して特有の仕様を指定しており、腕時計も例外ではありませんでした。

 

その条件は非常に厳しく、精度、堅牢性、信頼性、メンテナンスのしやすさというすべての要素が求められたのです。

 

視認性を高めるために、IWCは時針を太めの短いデザインにし、分針を先の尖ったスレンダーなフォルムに仕上げました。この考え抜かれたデザインによって極めて明瞭な文字盤となり、一目見るだけで簡単に時刻を確認できます。

 

そして、このモデルを別格にしている重要な要素は、卓越した耐磁性です。初期のコックピット時計はかなり使いにくく、夜光塗料が施されていなかったうえに、温度変化にも弱いものでしたが、「マーク 11」は軟鉄製ケースという巧妙な工夫で磁場からムーブメントを保護していたのです。

 

1949~1952年に製造された、数字の「12」のインデックスを持つ初代「マーク 11」

— 1949~1952年に製造された、数字の「12」のインデックスを持つ初代「マーク 11」

The Pilot’s Watch Mark XII retained its classical tool watch features

— クラシカルなツールウォッチの特徴を受け継ぐ「パイロット・ウォッチ・マーク XII」

「マーク」シリーズ

 

時の経過とともに、「マーク」シリーズは拡大していきます。1970年代の終わりに、IWCと英国空軍との契約が終了。IWCはこれを機に、生産数各500本の3つの限定モデルを民間市場向けに発表しました。

 

ケースとムーブメントに個別の番号を刻印したこれらのモデルは、瞬く間にコレクターを魅了します。やがてその成功が、IWCのCEOであったギュンター・ブルムラインと、マーケティング部門のディレクターであったハネス・パントリの目にとまりました。行動力のある2人は、「マーク 11」の復活という計画に乗り出します。

 

そしてとうとう、新しいミレニアムに近づきつつあった1994年、先の見えない世相のさなかに「マーク XII」が誕生。デジタル時代の幕開け、Eメールの登場、社会経済情勢の変化を受け、人々がさまざまな不安を抱えていた年です。刻一刻と変わりゆく世界で、「マーク XII」は安心感を与えてくれる存在でした。シンプルさ、レトロな優雅さ、時を超越した魅力を持つ、クラシックなツールウォッチです。

 

堂々たる機能主義

 

それから間もなく、「マーク XV」と「マーク XVIII」が登場。

 

サイズ、文字盤のデザイン、カラー、そしてストラップとケースの素材も少し違いますが、どちらも「マーク」シリーズの起源を忠実に反映したモデルです。それぞれが新たな時代に向かいながらも、当時の流行をさりげなく取り入れていました。

 

それこそが、「マーク」シリーズのすばらしい特長なのです。

 

IWCが自社の伝統を大切に守り続け、世代を超えて愛されてきたタイムレスなデザインを尊重して生まれた「パイロット・ウォッチ・マーク XX」は、伝統と気品のシンボルです。常に変化し続ける世界で、安定と確信を感じられる時計です。「マーク」シリーズの他の時計がそうであったように、「パイロット・ウォッチ・マーク XX」もまた、進化し続ける時代に寄り添いながらも、時を超越していくタイムピースであり、同時に、実用的なツールウォッチでもあるのです。

 

伝統と革新が融合した「マーク」シリーズは、卓越性の証として、道筋を示しながら輝き続けます。

 

サイズと外観のリニューアルを経てもなお自らのルーツに忠実な「マーク XV」

— サイズと外観のリニューアルを経てもなお自らのルーツに忠実な「マーク XV」

“ヴィンテージの「マーク 11」を購入する際の10のルール”について、詳しくはこちらをご覧ください。