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シャフハウゼンから生まれた精密技術
1868年、米国ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」(IWC)を設立したのは、スイス時計産業の中心であったフランス語圏地域から遠く離れた、シャフハウゼンという町でした。ジョーンズが目指したのは、米国の先進的な生産技術と、世界に名だたるスイス時計師たちの高度な職人技とを一つに統合することでした。そのために必要な条件をすべて満たしていたのがシャフハウゼンだったのです。近代的な工場用地、ライン川の水流を製造設備の駆動力として利用するのに不可欠な水力発電所、そして何よりも数世紀にわたる時計作りの伝統が備わっていました。IWC第一作目を飾ったムーブメントは、創立者にちなんで「F. A. ジョーンズ・キャリバー」と名付けられ、すぐにIWCに高い評価をもたらすこととなります。
