IWCシャフハウゼン
語り継がれるIWCのストーリー
IWCの新しいマヌファクトゥールツェントルム
150年前に始まったストーリーの最新章として、IWCは2018年8月、新しいマヌファクトゥールツェントルム(Manufakturzentrum)を正式にオープンしました。広さ13,500平方メートルを誇る最先端の建物には、IWCのケースとムーブメントの製造とともにムーブメントの組み立てを担当する部門が収容され、IWCが自社のノウハウをさらに充実・拡大させ、技術革新の未来に備える余地を提供するものとなっています。
マヌファクトゥールツェントルムはIWCにとっての極めて重要なベンチマークであり、IWCが創立以来初めて建設した全く新しい施設です。2005年と2008年の2回にわたり既存の製造施設を拡張しましたが、世界で最も人気のある高級腕時計製造メーカーのひとつに名を連ねるIWCには、さらに広い施設が必要であることは明白でした。
25社のエンジニアリング企業、70社の建築会社、100名近い職人たちが関わったマヌファクトゥールツェントルムの建設工事は2016年に始まり、2018年3月の竣工まで2年もの歳月を要しました。 持続可能な社会と地域支援へのコミットメントに沿って、IWCは可能な限り、地元のサプライヤーとともにこの建設プロジェクトに取り組みました。
キャリバー52000、82000、59000、69000各シリーズのムーブメント用の部品が製造されるマヌファクトゥールツェントルムでは、約400名の熟練の社員が働いています。マヌファクトゥールツェントルムへの移転は段階的に実施され、ケースと小さなパーツの部門が2018年1月に、ムーブメントの組み立て製造部門がその2か月後にこの施設に移りました。
IWCシャフハウゼン本社から北へ8キロの緑豊かな土地に建てられたマヌファクトゥールツェントルムは、自然光を最大限に採り入れた開放的なエリアと明るく広々とした室内が特徴です。 ウッドパネルとLED照明は社員だけでなくこの地を訪れるビジターにも落ち着いた環境を提供する一方、インテリアデザインにはIWCの代名詞ともなっているタイムレスなスタイルと優れた機能性との融合が反映されています。
マヌファクトゥールツェントルムの開放感はまた、「この地を訪れるビジターにIWCのタイムピースを実現しているテクノロジー、イノベーション、クラフツマンシップをどのように見せるか」という根本的な質問への回答を探った結果でもありました。
マヌファクトゥールツェントルムの開放感はまた、「この地を訪れるビジターにIWCのタイムピースを実現しているテクノロジー、イノベーション、クラフツマンシップをどのように見せるか」という根本的な質問への回答を探った結果でもありました。その答えは、IWCのタイムピースがどのように製造されるかを見るために世界中の様々な場所からシャフハウゼンを訪れる人々にとって全く新たな冒険となるよう、ビジター・エクスペリエンスを建物の構造の中に組み込んでしまうというものでした。 つまり、マルチメディアシステム、ビデオ、ディスプレイが、ビジターをIWCのストーリーの中へ深く旅することを可能にしたのです。さらにゲストは、豊富な経験を持つスタッフのサポートを受けながら、パーツに仕上げのタッチを加えるいう体験もできます。
マヌファクトゥールツェントルムの構造は美しいだけでなく、理に適ったものでもあり、製造工程の流れに沿った直線的なレイアウトになっています。 タイムピースは原材料が取り扱われる建物の一端で製造が始まった後、その端に沿って移動し、ウォッチムーブメントの部門に到達して工程が終了します。これは、製造エリアが複数の場所に分散していたこれまでの工程の物流とは大きく異なる点です。
マヌファクトゥールツェントルムは、数世紀にわたり培われてきた時計製造の技能を最先端の製造方法や革新的なテクノロジーと融合することで、IWCウォッチがこれまで名を馳せてきた高いクオリティを維持し、シャフハウゼンで製造される製品が従来同様、国際市場で高い競争力を持ち続けることを確実なものとします。IWC史上最大の投資となったマヌファクトゥールツェントルムは、「IWCシャフハウゼン」が社名に掲げるスイスの歴史あるシャフハウゼンの街と、そこで暮らす人々に対するIWCの明確なコミットメントを示すものとなっています。
ツアー
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を考慮し、IWCシャフハウゼンでは適切な対応に努めています。弊社は従業員とお客様の健康と安全を守ることを最優先に行動いたします。今回の特別な状況を鑑みて出されたスイス連邦参事会の発表に基づき、シャフハウゼンの本社および製造施設では予防措置を実施いたします。これに伴い、ミュージアムは休館させていただきます。再開の予定につきましては、別途お知らせいたします。
IWC愛好家と時計ファンの皆様のために、IWCがガイド付きの見学ツアー(英語・ドイツ語)を実施いたします。ツアーの内容は以下の通りです。
- ホールにて、IWCについてのご紹介および映像によるプレゼンテーション
- ミュージアム見学
- IWC本社の時計製造部門を訪問
- マヌファクトゥールツェントルムへ移動
- マヌファクトゥールツェントルムのガイドツアー
- 本社へ移動
- ボードルームにてコレクションのご紹介
IWCの最も美しく複雑な傑作タイムピースをご覧いただきながら、IWCの長い歴史と6つの時計コレクションをご紹介いたします。さらに、ミュージアム内でも、IWCの時計職人による手作業をご覧いただける貴重な機会がございます。IWCの現行コレクションに興味をお持ちの方は、隣接するブティックまでお越しください。スタッフが皆様のご要望にお応えいたします。
その後、時計職人がIWCシャフハウゼンの限定モデルに透かし細工を施す様子を特別に披露いたします。新しい製造施設の見学では経験豊かな専属ガイドが皆様をご案内し、ツアーのあらゆる場面で背景情報や詳細をご説明いたします。
ツアーのご予約および詳細につきましては、visit@iwc.comまでお問い合わせください。
その他の記事
IWC について
世界屈指の高級時計ブランドとして、IWCはオート・オルロジュリー(高級複雑時計製造)ならではの最高品質を追求してきました。その歴史や哲学についてご紹介します。
サステイナビリティ
企業の社会的責任(CSR)に取り組むIWCは、業界初のサステナビリティ(持続可能性)レポートを発行しました。IWCの企業理念はこちらからご覧いただけます。
採用情報
IWCのタイムピースは、独自のデザイン、革新的な技術、究極の精度が完璧に調和してつくられていると言えるでしょう。これら、わたしたちが価値を置く要素が重なり合い、IWCをダイナミックな世界的ブランドへと急速に成長させたのです。そして、高級時計業界の一流ブランドとして、確固たる地位を築きあげました。国際的なラグジュアリー業界での活躍を夢見るプロフェッショナルたちにとって、理想的な環境がここにあります。