IWCシャフハウゼン
1993年、創立 125周年を記念して IWC はシャフハウゼンの本社社屋にミュージアムを開設し、このような施設を所有する、スイス初の時計マニュファクチュールとなりました。2007年から、コレクションは本館1階に展示されています。本館は、IWCの創立者であるフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ(1841-1916)が1875年に建設した歴史のある建物です。
新しい時計ミュージアムは、国際的なラグジュアリーブランドである IWC の世界観を表現しています。目を見張るような展示品はもとより、モダンでありながら時を超越し、豪華でありながら機能的な環境が備わっています。また、来館者の利便性を考えた様々な配慮もされています。過去にタイムスリップして IWC の歴代タイムピースや豊かな歴史を探索し、華々しいコレクションの変遷をご自身の目でご確認ください。
開館時間と入館料
開館時間
火曜日から金曜日: 午前9時- 午後5時30分
土曜日: 午前9時 - 午後3時30分
日曜日、月曜日、祝日、および内部イベント開催期間は休館いたします。
2023年の祝祭日の開館時間
2023年12月23日(土):午前9時―午後3時30分
2023年12月24日(日)、12月26日(火):閉館
2023年12月27日(水):午前10時―午後5時30分
2023年12月28日(木):午前10時―午後5時30分
2023年12月29日(金):午前10時―午後5時30分
2023年12月30日(土):午前9時―午後3時30分
2023年12月31日(日)~2024年1月2日(火):閉館
ガイドツアー
会館中はご要望に応じて最大15名様までの団体のためにガイドツアーを手配いたします。
ツアー代金は150スイスフランです(入場料込み)。
事前のご予約はvisit@iwc.comまでEメールでご連絡ください。
入館料
大人: 6スイスフラン
割引料金: 3スイスフラン
12歳未満のお子様は無料です。
交通手段
アクセス
IWCミュージアムはシャフハウゼン旧市街の外れ、ライン川畔に位置する IWCシャフハウゼン本社社屋内にあります。
徒歩
シャフハウゼン駅から徒歩約 10分です。
公共交通機関
5番のバス(Buchthalen行き)に乗り、停留所「Rhybadi/IWC」にて下車してください。
お車
チューリッヒ/ウィンタートゥール方面からお越しの場合、「Schaffhausen Süd, Zentrum, Kreuzlingen」出口でトンネルを抜け、市街中心部(Zentrum)に向かってください。シュトゥットガルト/ジンゲン/ドナウエッシンゲン方面からお越しの場合、「Schaffhausen Süd, Rheinfall, Kreuzlingen」出口でトンネルを抜け、市街中心部(Zentrum)に向かってください。旧市街の駐車場をご利用ください。
ミュージアムについて
1868年、米国出身のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズという時計師がインターナショナル・ウォッチ・カンパニー(International Watch Company)を創立した時、これはスイス北東部で初にして唯一の時計製造会社でした。ジョーンズは、ライン川のほとりにある、オールセインツ修道院が所有していた果樹園の跡地を立地として選びました。かつてベネディクト会の修道院であった場所にはシャフハウゼンで最も古い建築物が存在します。最初の社屋は、建築家 G. マイヤーの設計に基づき、1874年から 1875年にかけて建設されました。堂々たる構えの IWC本社では、150年にわたって傑出した時計が生産されてきました。その多くが IWC を代表するモデルです。創立 125周年の節目にあたる 1993年、この時すでに文化財指定を受けていた本社社屋に特別なミュージアムを開設し、IWC はこのような施設を所有する、スイス初の時計マニュファクチュールとなりました。
2007年には本館の 1階を改装し、過去の偉業を展示する新設計の時計ミュージアムが完成しました。かつて時計ケースとムーブメントパーツを製造していたエリアでは、光溢れるスペースと陳列ケースが展示物を大いに引き立てています。製造部門は隣接するより広い敷地に移転したため、IWC の歴史を伝えるさらに多くの展示とマルチメディア・ディスプレイのための空間が確保されました。
この新しいミュージアムは、国際的なラグジュアリーブランドである IWC の世界観を表現しています。目を見張るような展示品はもとより、モダンでありながら時を超越し、豪華でありながら機能的な環境が備わっています。また、来館者の利便性を考えた様々な配慮もされています。
IWC は、創業当初より信頼を勝ち得てきた揺るぎない品質と、広く受け入れられる魅力的なデザインで、その名声を確立してきました。ミュージアムには、IWC の成功を支えてきた 230点以上の厳選された傑作品が展示されています。
モダンでありながら時を超越し、豪華でありながら機能的な環境
様々な仕様のジョーンズ・ムーブメントが整然と展示されるのはこれが初めて
IWC における技術革新の歴史をたどる旅はここから始まります。IWC 創業期に製造された伝説の F.A. ジョーンズ・キャリバーも展示されています。様々な仕様のジョーンズ・ムーブメントが整然と展示されるのはこれが初めてです。ジョーンズ・キャリバーの次に登場した、有名な「キャリバー52」を搭載したモデルもこちらで展示されています。デジタル表示のポケットウォッチの展示数を若干減らすことにより、より広いスペースをキャリバーの変遷に充てています。結果として、ハンターウォッチやドレスウォッチが少なくなり、代わりに IWCムーブメントの品質に重点を置く展示内容となっています。腕時計の展示のハイライトは、「アルバート・ペラトン・アニバーサリー・ウォッチ」でしょう。通称「クラブウォッチ」とも呼ばれ、「ポルシェ・デザイン」シリーズの新作として登場したものです。このミュージアムは、若い世代をはじめとするより多くの人々の関心を集め、IWC ならではの強み、特に腕時計製造に関する技術とデザインの精巧さを伝えることを目的としています。腕時計の展示の間に設置された小型の陳列ケースとメインキャビネットには、最新カタログや広告に使用されたアートワークなどが展示されており、時計の展示を補足しています。
東棟
東棟では、「ポルトギーゼ」や「ポートフィノ」など、IWC の各コレクションの紹介を中心としつつ、その他にも様々な品が展示されています。特定のモデルを入手したり、IWC がすでに所有しているコレクションを展示に取り入れたりすることで、IWCミュージアムの展示内容はさらに充実したものになっていくでしょう。この東棟では、IWC 各コレクションの系図を辿っていくことができます。
ミュージアムでは様々な特別展も催されています。1900年以降に発行されたカタログ、歴史的な工具、スペアパーツ、設計図、契約書、各種記録など、IWC の書庫から集められたオリジナルの資料が並び、回顧展といった趣を補完しています。
さらに、キャリバーやケース素材、納品日や受取人の名前など、1885年以降に IWC が製造したすべての時計についての詳細な情報が記載されている 94冊の台帳のうち 2冊が展示されています。今日なお調査研究には欠かせない情報です。また、すべての展示セクションには、8種類の言語で解説されるインタラクティブスクリーンが設置されており、来館者は個々の展示品についてより深い知識を得ることができます。展示品では詳細な技術仕様や、その他の背景情報も紹介されています
このミュージアムでは、IWC 各コレクションの系図を辿っていくことができます
IWC公式ミュージアムアプリ
IWC公式ミュージアムアプリで、お持ちのデバイスに IWCミュージアムの公式オーディオガイドをダウンロードいただけます。展示品に関する情報やご来場に関するご案内などをご利用のうえ、IWCミュージアムの素晴らしい世界をご体験ください。