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IWCシャフハウゼン

IWC

IWC SCHAFFHAUSEN

次のモデルの製品マニュアル: 5036

A. 時針 B. 分針 C. 秒針 D. 日付表示 E. 曜日表示 F. 月表示 G. 年表示 H. ムーンフェイズ表示 J. パワーリザーブ表示 ねじ込み式リューズ X. 通常の位置(ねじ込み) 0. 巻上げ位置 1. カレンダーの合わせ方 2. 時刻の合わせ方

How to correctly wind your automatic watch

リューズの機能

通常の位置

時計は、リューズをポジションXにねじ込んだ状態で装着してください。この位置では、時計内部への水の浸入や、リューズ機構の損傷を最大限に防ぐことができます。リューズを反時計回りに回すとロックが解除され、スプリングの力で自動的にリューズがポジション0(巻上げ位置)に移動します。リューズをポジションXに押し込みながら時計回りにねじ込むと、リューズが再びロックされます。

巻上げ位置

巻上げ位置(ポジション0)は時計を手で巻き上げるための位置です。所定の巻上げ方向にリューズを10~20回ほど回せば、ムーブメントが作動し始めます。 時計を完全に巻き上げると最長のパワーリザーブが得られ、時計を外してからもパワーリザーブが切れる数時間前まで、時計は高い精度で作動し続けます。

パワーリザーブ表示を備えた時計では、パワーリザーブの表示が残り約3日を示すまで時計を巻き上げてください。最後の目盛りまで巻き上げると、表示に記載された日数分の最長パワーリザーブが得られます。最後まで完全に巻き上げると、時計の精度も最高となります。

日付と曜日の合わせ方

リューズをポジション1に引き出すと、カレンダーを早送りできます。リューズをゆっくりと左に回し、1日ずつ慎重に日付を進めます。ただし、午後9時から午前3時の間にはカレンダーを修正しないでください。この時間帯に修正を行うと、カレンダー機構の部品を損傷し、時計師による修理が必要となってしまいます。カレンダーを合わせる際にリューズを速く回しすぎても、同様に損傷の原因となりますのでご注意ください。

実際の日付を超えてカレンダーを進めないようご注意ください。複雑な機械式ムーブメントは、容易に変更できないようにプログラミングされています。いったん進んでしまったカレンダーは、直接ムーブメントを調整しないと戻すことはできません。誤って実際の日付よりカレンダーを進めてしまった場合には、2つの対処方法があります。1つ目は、リューズをポジション2まで引き出し、実際の日付になるまで時計を止めておく方法です。進めてしまった日付が数日の場合に適しています。2つ目は、専門家にムーブメントの調整を依頼し、カレンダーを戻してもらう方法です。進んでしまった期間が長い場合に適しています。


How to set the date on your watch

時刻の合わせ方

時刻の合わせ方

時刻合わせではリューズを外側の位置まで引き出しますが、その前にパワーリザーブが数時間分残っていることを確認してください。パワーリザーブが十分でない場合には、まずリューズをポジション0(巻上げ位置)に合わせて時計を巻き上げます。

リューズを最後まで完全に引き出すと、ムーブメントが停止します。この状態でリューズを回して時刻を調整できます。

リューズを回して時計を調整し、分針を目盛りぴったりに合わせます。その際、合わせたい目盛りの2、3分先まで分針をいったん進めてから、リューズをゆっくりと逆に回転して正確な目盛りの位置まで戻します。この手順で針を合わせると、ムーブメントの再スタートと同時に分針が動き出します。

深夜12時を超えて針を進めると、カレンダーの日付が切り替わります。その瞬間を注意してご覧になると、カレンダー機構が自動で切り替わる様子がよくお分かりいただけます。

リューズをポジション0に押し戻すと、秒針が動き始めます。

リューズをポジションXに押し込みながら右回りにねじ込むと、リューズが再びロックされます。

パワーリザーブ表示

パワーリザーブ表示は最低7つ(7日分)に分割されており、針は継続的に移動します。時計を装着することにより、巻上げ機構を介してゼンマイが自動的に巻き上げられ、その様子をパワーリザーブ表示でご確認いただけます。残り1日の部分にはマーキングが施されており、パワーリザーブが間もなく終了することを示しています。この部分に達すると精度が低下するので、必要に応じてゼンマイを巻き上げてください。最長稼働時間をフルに利用するには、パワーリザーブ表示が最大の状態(最低7日分)を示す位置から、リューズをさらに8周ほど回してゼンマイを巻き上げます。


How to set Portugieser Perpetual Calendar

ムーンフェイズ表示

ムーンフェイズ表示

ムーンフェイズ表示は、上半分が北半球の月を、下半分が南半球の月を表し、カレンダーと連動して自動的に切り替わるので、常に正しいムーンフェイズが表示されます。極めて正確な減速比により、実際の月の満ち欠けとの間に発生する誤差は、577年間でわずか1日分に過ぎません。 この時計にはムーンフェイズ表示が搭載されています。

減速機構を介して満月から次の満月までの周期、29日12時間44分にわたる月の満ち欠けをできる限り正確に再現します。ただし、ムーンフェイズはカレンダーと連動して1日単位で切り替わります。実際の満月は昼夜を問わず何時にでも起こりえるため、時計が満月または新月に当たる日付を指していても、満月または新月の起こる正確な時刻がいつであるかによって、ムーンフェイズ表示が完全にその位置に達していない場合もあります。IWCのムーンフェイズ表示は、満月および新月の表示が実際の月の満ち欠けとぴったり一致する日数が年間を通して最多となるように調整されています。


暗い場所での時刻の読み取り

夜光塗料はすべて非電離物質を材料としています。

この時計の文字盤および時針と分針には、完全な暗闇でも問題なく時刻が読み取れるよう、夜光塗料が施されています。


日付変更線を越えた場合

日付変更線を越えた場合の時計の合わせ方 日付変更線をまたいで西側に移動すると、時刻にかかわらず日付は翌日になります。その場合には、時刻を進めて移動後の現地時間に合わせると、日付も自動的に正しく設定されます。 日付変更線をまたいで東側に移動すると、時刻にかかわらず日付は前日に戻ります。その場合も、まず時刻を進めて移動後の現地時間に合わせます。ただし、日付表示が実際の日付の翌日となっているため、2段階の操作で時計を12時間ずつ戻すことによって正しい日付に修正します。手順は以下のとおりです。 まず、午後2時から午後8時の間に時刻を12時間戻します。これにより、深夜0時にカレンダーが翌日に切り替わるのを阻止します。 次に、翌日の午前2時から午前11時の間にもう一度、時刻を12時間戻します。これで時計の日付表示は現地の日付と同期しました。

別のタイムゾーンに移動した場合の時計の合わせ方 東に移動して別のタイムゾーンに到着した場合、時刻を進めて移動後の現地時間に合わせれば調整は終了です。 西に移動して別のタイムゾーンに到着した場合には、時刻を戻して移動後の現地時間に合わせますが、その際、午前2時を超えて時刻を戻さないようご注意ください。時刻合わせでその必要が発生する西への移動では、時計を目的地の現地時間に合わせる操作をあらかじめ午後8時までに済ませておく必要があります。午後8時から午前2時の間は、ムーブメントによるカレンダーの自動切替えが進行中です。時計がこの時間帯を示している状態で針を戻すと、カレンダー機構を損傷する恐れがあります。また、カレンダーの切替えに問題が発生し、表示が1日進んでしまう場合があります。


磁気について

永久磁石と呼ばれる強力な磁気を有するマグネットが日常の様々なシーンで使用されるようになりました。カバンのホック、ジュエリーボックスやキャビネットの鍵、ヘッドホン、玩具など、その用途はどんどん広がっています。こうした永久磁石から発せられる磁力は、機械式時計の精度に影響を及ぼす恐れがありますので、機械式時計をできるだけ磁場に近付けないようご注意ください。

注意していたにもかかわらず時計が磁化してしまい、突然、精度に異常が発生した場合には、IWC正規取扱販売店またはIWCサービスセンターにお問い合わせのうえ、専用器具を使った専門家による消磁と修理をご依頼ください。


防水性について

IWCの時計の防水性はメートルではなく気圧数で表示されます。時計業界では、通常、防水性をメートルで表示します。しかしながら、一般に用いられている検査方法では、この表示は実際の水深と一致しません。以下に具体的に説明します。(※但し実際のご使用環境により異なりますので、ご注意ください。)1気圧防水のIWCの時計は、水はねから保護されます。3~5気圧防水の時計はマリンスポーツやスキーの際に装着可能で、6~12気圧防水の時計は、ウォータースポーツやシュノーケリングでもご使用可能です。12気圧防水のダイバーズ・ウォッチは、スキューバダイビングのために作られたプロフェッショナル用の計器です。100気圧あるいは200気圧の防水機能を備えた特殊なダイバーズ・ウォッチは、深海のダイビングにも適しています。IWCの時計の推奨用途は、表に示される通り、各モデルの防水機能の程度によって異なり、実証済みのデータに基づいて設定されています。

温度変化や外部の影響(溶剤、化粧品、ホコリとの接触、様々な衝撃や急激な動きなど)は、防水機能に影響を及ぼす可能性がありますので、ご注意ください。以上のことから、時計に悪影響を及ぼすおそれのある運動(団体競技、高飛び込みなど)を行う際には、時計を外して安全な場所に置いておくことをお勧めします。また、ストラップやブレスレットの中には、使用されている素材によっては水中での使用に適さないものがあります。また、ダイバーズ・ウォッチを除き、可動部品 (リューズ、ボタン類など)を水中で操作しないでください。水中で時計を着用する前に、可動部品がすべて静止位置にあることを必ずお確かめください。

また、時計の防水性は永続するものではありません。特にパッキン類や密封装置は使用するにつれて摩損し、経年変化の影響を受けます。時計のお手入れ方法につきましては、取扱説明書をよくお読みください。水中でのご使用後は、時計をきれいな水ですすぎ洗いをした上で乾かしてください。防水機能を保つために、定期的に(少なくとも年に1回)IWCサービスセンターに点検をご依頼ください。 さらに詳しいお手入れ方法につきましては、各モデルの取扱説明書をご確認ください。

すべての「アクアタイマー」モデルには、潜水時間を設定する回転式アウター/インナーベゼルが搭載されています。IWCセーフダイブ®・システムにより、インナーベゼルはアウターベゼルが反時計回りに回転した場合にのみ調整されます。これにより、誤ってアウターベゼルが動いてしまった場合でも限界時間を超過することはありません。つまり、減圧停止することなく、安全に水面まで戻ることができるのです。詳細につきましては、各モデルの取扱説明書をご覧ください。 さらに詳しいお手入れ方法につきましては、各モデルの取扱説明書をご確認ください。

IWCセーフダイブ®はIWCシャフハウゼンの商標であり、世界各国で登録されています。


アフターサービスについて

IWCの時計が唯一無二であるように、それを装着する皆様のライフスタイルも人それぞれです。サービスを実施するのに最適なサイクルは、装着頻度、装着環境、活動強度など、装着者一人ひとりの生活習慣に応じて特定する必要があります。 お求めいただいた腕時計は機械式の精密機器であり、長くご愛用いただくためには、取り扱いにご注意が必要です。 IWCでは、お客様ご自身で時計の状態を判断され、性能や機能、精度で異常を認められた場合に限り、時計をメンテナンスに出されることをお勧めしています。 メンテナンスをご依頼いただきました時計では、ご依頼内容の枠内で、ご購入時の性能を復元させていただきます。


ケースの素材


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