IWCシャフハウゼン
IWC
IWC SCHAFFHAUSEN
次のモデルの製品マニュアル: 3288

How to correctly wind your automatic watch
リューズの機能
通常の位置
時計は、リューズをポジションXにねじ込んだ状態で装着してください。この位置では、時計内部への水の浸入や、リューズ機構の損傷を最大限に防ぐことができます。リューズを反時計回りに回すとロックが解除され、スプリングの力で自動的にリューズがポジション0(巻上げ位置)に移動します。リューズをポジションXに押し込みながら時計回りにねじ込むと、リューズが再びロックされます。
巻上げ位置
巻上げ位置(ポジション0)は時計を手で巻き上げるための位置です。所定の巻上げ方向にリューズを10~20回ほど回せば、ムーブメントが作動し始めます。 時計を完全に巻き上げると最長のパワーリザーブが得られ、時計を外してからもパワーリザーブが切れる数時間前まで、時計は高い精度で作動し続けます。
日付と曜日の合わせ方
午後9時から午前3時までの間は早送り操作を行わないでください。この時間帯はムーブメントによる日付の自動切替えが進行中です。早送り操作を行うと、切替機構を損傷してしまう恐れがあります。
小の月(日数が31日未満)に続く月では、月初めに日付を1日に合わせる必要があります。リューズをポジション1まで引き出して右に回すと、日付を早送りできます。その際、手の動きを止めずにゆっくりとリューズを回し、1日ずつ慎重に日付を進めてください。
How to set the date on your watch
時刻の合わせ方
時刻の合わせ方
時刻合わせではリューズを外側の位置まで引き出しますが、その前にパワーリザーブが数時間分残っていることを確認してください。パワーリザーブが十分でない場合には、まずリューズをポジション0(巻上げ位置)に合わせて時計を巻き上げます。
日付表示を備えた時計には、リューズに中間位置が設けられています。リューズを最後まで完全に引き出すと、日付合わせのポジション1を飛び越えてポジション2までリューズが移動します。
リューズを最後まで完全に引き出すと、ムーブメントが停止します。この状態でリューズを回して時刻を調整できます。
リューズを回して時計を調整し、分針を目盛りぴったりに合わせます。その際、合わせたい目盛りの2、3分先まで分針をいったん進めてから、リューズをゆっくりと逆に回転して正確な目盛りの位置まで戻します。この手順で針を合わせると、ムーブメントの再スタートと同時に分針が動き出します。
時刻の調整後は、日付が深夜12 時(24時)に切り替わることを確認してください。正午12時に切り替わってしまう場合には、針を12時間先に進めます。
リューズをポジション0に押し戻すと、秒針が動き始めます。
リューズをポジションXに押し込みながら右回りにねじ込むと、リューズが再びロックされます。
暗い場所での時刻の読み取り
夜光塗料はすべて非電離物質を材料としています。
この時計の文字盤、時針と分針、回転式ベゼルの表示には、完全な暗闇でも問題なく時刻が読み取れるよう、夜光塗料が施されています。12時位置にある夜光性の2つのマークが、時計の向きを示す目印となります。
ダイビングの前に
本モデルをダイビング中の時間計測に使用できるのは、適切なダイビング講習を受けた方だけです。ダイビングライセンスを取得するための講習は、現地の法律および規定、並びにダイビング関連団体のガイドラインに沿って実施されます。本モデルは、一部使用が規定されている一般的なダイビングコンピュータやその他ダイビング計器の代用品として使用することはできません。本モデルの使用目的は、時間計測のための補助器具に限定されています。時計の測定結果は、ダイビングコンピュータから得られる対応情報と必ず比較し、時計の精度についての感触をつかんでください。非常事態の発生(ダイビングコンピュータやその他ダイビング計器の故障)により、本モデルの情報を基にダイビングを続行する必要が生じた場合には、必ず、機械的・物理的な影響によって発生する誤差を考慮に入れてください。本モデルの使用に際しては、いかなる場合にも取扱説明書の内容に従い、使用されるご本人がご自身の安全に責任をもって対処してください。本モデルを安全にご使用いただくため、水圧や水深などの各条件において、記載または推奨された値を超過しないようご注意ください。ダイビングでご使用の場合には毎回必ず注意表示や取扱説明書の内容に従い、受講・修了しておくべき安全講習やダイビング経験に関する前提条件を守ってください。
非常時に備えた準備を怠らず、注意深く慎重に対応することが何よりも重要です。使用前には必ず時計を点検し、特にダイビングで使用する前には目視点検を実施してください。時計に損傷が見られる場合や、ガラスが結露している、ケース内に水が入っているなど、問題を示唆する何かが確認された場合には、時計をダイビングに使用せず、必ずIWCサービスセンターまで点検をご依頼ください。その際、IWCの国際保証の内容にもご注意ください。時計の使用に関連して発生した損害に対し、IWCシャフハウゼンは一切の責任を負いかねます。ダイビングにまつわるリスクは、時計の使用者ご本人がこれを負うものと致します。ダイビングは時計に非常に大きな負荷をかけ、腐食発生の要因ともなります。時計がいつまでも正しく機能するためには、防水性と全機能の定期的な点検と、ストラップやブレスレットおよび部品のメンテナンスが欠かせません。頻繁にダイビングで使用される場合には、最低でも年に1回はIWC正規取扱販売店またはIWCサービスセンターまで点検をご依頼ください。
ダイビングの開始時間をマークする
回転式ベゼルを反時計回りに回し、ベゼル上のトライアングルを分針に合わせます。これにより、ダイビングを開始するエントリー時刻など、記録しておきたい時刻をマークできます。経過時間(ダイビング時間など)は回転式ベゼルで読み取ります。安全上の理由から、回転式ベゼルは反時計回りにしか動きません。回転式ベゼルの設定では、カチッという音と感触で分の目盛りの位置を確認できます。表示に夜光塗料を使用しているので、暗闇でも読み取りが可能です(使用前に蓄光が必要)。
ダイビング後のクリーニング
ダイビングでの使用後(海水の場合は特に)は、水道水を流しながら時計をすすいでください。これにより、ケース、操作各部(リューズ、回転式ベゼルなど)、ストラップ、ブレスレット、バックルなどに塩や砂、泥などが付着・固着するのを防ぎます。
ご注意
ダイビングは器材に非常に大きな負荷をかけ、腐食発生の要因ともなります。器材がいつまでも正しく機能するためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。頻繁にダイビングで使用される場合、IWCでは、最低でも年に1回はIWC正規取扱販売店に点検をご依頼されるようお勧めしています。スキューバダイビングは、怪我のリスクや生命の危険を伴うスポーツです。講習で必要な知識を習得し、健康状態に全く問題がない方でないと、スキューバダイビングはできません。ダイビングに必要な資格と技能を有し、すべての安全規定を守ることが必要です。あらゆるルールを守っていても、減圧症になったり、怪我を負ったりする恐れもあります。
ダイバーズウォッチを使用する際には、必ず取扱説明書の記載内容を守り、使用されるご本人がご自身の安全に責任をもって対処してください。時計を安全にご使用いただくため、水圧や水深などの各条件において、記載または推奨された値を超過しないようご注意ください。ダイビングでご使用の際には毎回必ず注意表示や取扱説明書の内容に従い、受講・修了しておくべき安全講習やダイビング経験に関する前提条件を守ってください。使用前には毎回必ず時計を点検し、細心の注意を払って確認を行ってください。また、緊急時の処置をしっかりと身につけてください。「IWC国際保証」(IWC International Limited Warranty)の内容にもご注意ください。時計の使用に関連して発生した損害に対し、IWCシャフハウゼンは一切の責任を負いかねます。ダイビングにまつわるリスクは、時計の使用者ご本人がこれを負うものと致します。
磁気について
永久磁石と呼ばれる強力な磁気を有するマグネットが日常の様々なシーンで使用されるようになりました。カバンのホック、ジュエリーボックスやキャビネットの鍵、ヘッドホン、玩具など、その用途はどんどん広がっています。こうした永久磁石から発せられる磁力は、機械式時計の精度に影響を及ぼす恐れがありますので、機械式時計をできるだけ磁場に近付けないようご注意ください。
注意していたにもかかわらず時計が磁化してしまい、突然、精度に異常が発生した場合には、IWC正規取扱販売店またはIWCサービスセンターにお問い合わせのうえ、専用器具を使った専門家による消磁と修理をご依頼ください。
防水性について

IWCの時計の防水性はメートルではなく気圧数で表示されます。時計業界では、通常、防水性をメートルで表示します。しかしながら、一般に用いられている検査方法では、この表示は実際の水深と一致しません。以下に具体的に説明します。(※但し実際のご使用環境により異なりますので、ご注意ください。)1気圧防水のIWCの時計は、水はねから保護されます。3~5気圧防水の時計はマリンスポーツやスキーの際に装着可能で、6~12気圧防水の時計は、ウォータースポーツやシュノーケリングでもご使用可能です。12気圧防水のダイバーズ・ウォッチは、スキューバダイビングのために作られたプロフェッショナル用の計器です。100気圧あるいは200気圧の防水機能を備えた特殊なダイバーズ・ウォッチは、深海のダイビングにも適しています。IWCの時計の推奨用途は、表に示される通り、各モデルの防水機能の程度によって異なり、実証済みのデータに基づいて設定されています。
温度変化や外部の影響(溶剤、化粧品、ホコリとの接触、様々な衝撃や急激な動きなど)は、防水機能に影響を及ぼす可能性がありますので、ご注意ください。以上のことから、時計に悪影響を及ぼすおそれのある運動(団体競技、高飛び込みなど)を行う際には、時計を外して安全な場所に置いておくことをお勧めします。また、ストラップやブレスレットの中には、使用されている素材によっては水中での使用に適さないものがあります。また、ダイバーズ・ウォッチを除き、可動部品 (リューズ、ボタン類など)を水中で操作しないでください。水中で時計を着用する前に、可動部品がすべて静止位置にあることを必ずお確かめください。
また、時計の防水性は永続するものではありません。特にパッキン類や密封装置は使用するにつれて摩損し、経年変化の影響を受けます。時計のお手入れ方法につきましては、取扱説明書をよくお読みください。水中でのご使用後は、時計をきれいな水ですすぎ洗いをした上で乾かしてください。防水機能を保つために、定期的に(少なくとも年に1回)IWCサービスセンターに点検をご依頼ください。 さらに詳しいお手入れ方法につきましては、各モデルの取扱説明書をご確認ください。
すべての「アクアタイマー」モデルには、潜水時間を設定する回転式アウター/インナーベゼルが搭載されています。IWCセーフダイブ®・システムにより、インナーベゼルはアウターベゼルが反時計回りに回転した場合にのみ調整されます。これにより、誤ってアウターベゼルが動いてしまった場合でも限界時間を超過することはありません。つまり、減圧停止することなく、安全に水面まで戻ることができるのです。詳細につきましては、各モデルの取扱説明書をご覧ください。 さらに詳しいお手入れ方法につきましては、各モデルの取扱説明書をご確認ください。
IWCセーフダイブ®はIWCシャフハウゼンの商標であり、世界各国で登録されています。
アフターサービスについて
IWCの時計が唯一無二であるように、それを装着する皆様のライフスタイルも人それぞれです。サービスを実施するのに最適なサイクルは、装着頻度、装着環境、活動強度など、装着者一人ひとりの生活習慣に応じて特定する必要があります。 お求めいただいた腕時計は機械式の精密機器であり、長くご愛用いただくためには、取り扱いにご注意が必要です。 IWCでは、お客様ご自身で時計の状態を判断され、性能や機能、精度で異常を認められた場合に限り、時計をメンテナンスに出されることをお勧めしています。 メンテナンスをご依頼いただきました時計では、ご依頼内容の枠内で、ご購入時の性能を復元させていただきます。
ケースの素材
