その名がすべてを物語っています。IWCの「インヂュニア」ほど、機能性、顧客層、時代性を象徴する機械式時計は他にありません。1950年代に開発された「インヂュニア」は、磁場にさらされる機会が増えていた医師、技術者、パイロット、化学者、物理学者、そしてもちろんエンジニアといったプロフェッショナルたちのために生み出された、IWC初の民間用完全耐磁腕時計でした。この技術的なマイルストーンにより、1955年の「インヂュニア Ref.666」や、1976年のジェラルド・ジェンタによる傑作「インヂュニアSL Ref.1832」など、アイコニックなデザインやコレクターの間でも人気のモデルが誕生しました。IWCの最もアイコニックなシリーズについて、この#IWCEXPLAINEDシリーズで詳しくご紹介いたします。
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IWCが語る「インヂュニア」秘話
配送について
ジェラルド・ジェンタによる「インヂュニアSL Ref. 1832」
ジェラルド・ジェンタは、革新的で先見性のあるデザインで知られていました。しかし、成功者の裏では陰で支える女性が必ずいるものです。彼の場合は、妻でありビジネスパートナーでもあったエヴリン・ジェンタでした。彼女は、高級時計の代名詞ともいえるブランドの成功に重要な役割を果たしました。
このエピソードでは、伝説的な「インヂュニアSL」の制作プロセスについて、エヴリン・ジェンタが独自の視点で語り、時計製造の世界でジェンタが伝説となった理由について振り返ります。