精確に方向を定めて

ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ 55
ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ 48

日付2016-01-04T08:00:00

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IWC Big Pilot's Heritage Watch 48
—「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ 48」 Ref.IW510301

歴史ある腕時計「ビッグ・パイロット・ウォッチ  52  T.  S.  C.」は75年の間、IWCがこれまで製作してきた時計の中で最大のものでした。しかし2016年、IWCシャフハウゼンはこのパイロット・ウォッチの後継モデルで、迫力あるケース径55mmの「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  55」を発表し、1940年以来の記録を破ります。その弟分モデル「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  48」もまた由緒あるオリジナルモデルにデザインを倣っていますが、視認性や装着の快適性は現代のスタンダードにより沿ったものです。

IWCシャフハウゼンが、初期パイロット・ウォッチに強くインスピレーションを得た「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  55」(Ref.IW510401)と「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  48」(Ref.IW510301)という堂々たる2つの新モデルを発表します。

55mmという堂々たるケース径を有する「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  55」は、100本の限定生産です。古典的なパイロット・ウォッチを愛する人々からとりわけ大きな注目を浴びることでしょう。一方、1,000本限定生産の「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  48」は、同じく存在感あるケース径48mmを備えながら、日常にも使いやすい一本です。

そのサイズだけではなく、個性ある外観もまた時計通の心を奪います。文字盤の造形や夜光塗料を施したインデックスの色、プロペラを象った針の形や大きなリューズから、歴史的なレザーストラップまで、この時計は飛行の黎明期へタイムスリップを叶えたかのようです。しかもそこにはIWCシャフハウゼンが誇る最新の技術も導入されています。

IWC Big Pilot's Heritage Watch 55
—「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ 55」 Ref.IW510401

大きく、コンパクトで、真の姿を

「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  55」(Ref.IW510401)を装着した時に考えられることの一つ、それは、強い印象を人に与えるということです。IWCのエンジニアは初期パイロット・ウォッチのオリジナルデザインに倣い、大型のパイロット・ウォッチに再び命を吹き込むよう試みました。今回、素材はチタ二ウムを用いています。この素材はより軽量で、現代環境での使用により適っています。183gあったステンレススティール製オリジナルモデルと比べ、重量は150gにも満たず、それほど重くはありません。昔から、サイズが大きいことは数々の点で重要でした。まず、より大きなムーブメントによって、飛行監視用の時計に求められる確かな精度が実現されます。そして、大きな文字盤は、文字を明瞭にして読み取りを判然かつ容易にするというニーズを満たします。当時、文字盤のデザインはコックピットの航空計器を範としていました。厳しい視野条件下でも表示される数値を迅速かつ確実に読み取れるように、余分なものはすべて排除されたものでした。文字盤はマットブラックで、大きなアラビア数字と分表示インデックスには、当時ベージュ色のラジウムが分厚く塗られていました。放射性の夜光塗料から生じる健康上のリスクはその後になって認識され、ラジウムは他の安全な素材に代えられました。現在採用しているスーパールミノヴァ®*塗料では卓越した視認性が保証されています。チャプターリング、アラビア数字、プロペラを象った針はオリジナルと同様にベージュ色です。

トライアングルが再びチャプターリングの内側に

ブルーの針は、今日に受け継がれた確かな品質の証です。2002年以降の「ビッグ・パイロット・ウォッチ」から除かれていた「9」の数字がその本来の居場所に戻ってきました。そして「12」の代わりに設置された、両サイドにポイントを施したトライアングル・インデックスのおかげで、暗い場所でも、一瞥するだけで針との位置関係から時間を読み取れます。現在では、ブラックの文字盤と並びこのトライアングルが、パイロット・ウォッチのクラシック・ラインモデルである典型的な目印の一つとなっています。IWCのデザイナーは、トライアングルをチャプターリングに組み入れる代わりに「12時」を示す目盛りの下に配し、IWC初期パイロット・ウォッチへのもう一つの回帰としています。

IWC Big Pilot's Watch
—ビッグ・パイロット・ウォッチ 52 T. S. C.

外観からわかる小さな違いが一つあります。軍用基準に準拠してつくられた「ビッグ・パイロット・ウォッチ  52  T.  S.  C.」と違って、「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  55」はセンターセコンドを装備していません(T.  S.  C.はTirette  Seconde  Centraleの略)。当時リューズを引いて時計を止めていたので、パイロットやナビゲーターはリューズを引いてテンプ秒針機能を止め、1秒違わずに時計を同期させていました。現在、スモールセコンドは「6時」位置にありますが、IWC製手巻きキャリバー98300では同じくリューズを引っ張って動きを止めることができます。

摩擦クラッチが手巻きキャリバーの巻き過ぎを防止

チタニウム製ケースにはマット仕上げが施されています。光反射が邪魔になって視認性が落ちたり、敵に自分の居場所を悟られることがあってはならないからです。ムーブメントは軟鉄製インナーケースによって磁気から保護されています。大型のリューズは、暖房設備の無いコックピット内でパイロットが分厚い手袋をはめて使用していた時の名残です。当時は、手袋を着けていても時計を調節し、巻き上げられるように、リューズはとても大きく、掴みやすいように設計されていました。今日でもなお、リューズを手で巻き上げるのは楽しみの一つです。そのような大型のリューズでは、巻き過ぎによって機構に損傷が生じる可能性があるので、念のために摩擦クラッチが装備されています。IWC製手巻きキャリバー98300は、有効なゼンマイの長さを容易かつ正確に調整するための長い緩急針、ならびに効果的な耐衝撃性を備えており、46時間のパワーリザーブが保証されています。時計の裏側はシンプルに仕上げられている一方、01/100~100/100の製造番号がこの大型の時計の稀少さを物語っています。100本限定生産の「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  55」は特定のIWCブティックでのみお求めいただけます。

ブラウンのカーフスキン製ストラップは、分厚い飛行機用装備の上からでも装着できたビッグ・パイロット・ウォッチの歴史的なレザー・ストラップからインスピレーションを受けてデザインされています。ストラップは2分割されていて、その端が縫い合わされているので、装着の際に時計を落としてしまうこともありません。バネ棒の近い箇所で、それぞれ2つのリベットがストラップを留めてているのは当時も現在も同じです。40年代につくられたパイロット・ウォッチの卓越した特徴には、これ以上手を加える必要のないほどの良さが確かにそこにあるのです。

IWC Big Pilot's Heritage Watch 48
—「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ 48」 Ref.IW510301

8日間パワーリザーブの「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ 48」

「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  48」(Ref.IW510301)は今の時代に生きる人々の着用スタイルにより合ったものと言えます。まずはもちろんそのサイズです。手首に装着された直径48mmのケースはとても印象的で、オフィスやディナーの席で周りの人の興味を惹くことでしょう。このタイムピースが日常での使用に適している理由には、とりわけ、軽量チタニウムを採用し、重量が120gに抑えられているということがあります。IWCの手巻きキャリバー59215は、完全に巻き上げられた状態では、実に192時間という長いパワーリザーブを誇ります。自動的に停止するまで8日間にわたって精度を維持し、着用する人にとって大きな喜びとなるでしょう。パワーの残存量は、時計の裏側にある、サファイアガラスでカバーされた小さな開口部から確認できます。こうした開口部があるものの、このパイロット・ウォッチも、ムーブメントを確実に磁場から保護する軟鉄製インナーケースを備えています。「ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ  48」にも巻き過ぎを予防する摩擦クラッチ、リベット留めされたカーフスキン製のストラップが装備されています。

秒単位の精度を要した飛行監視用の時計

20世紀半ば、パイロット・ウォッチを扱うには、1秒の狂いも無いクロノメーターと、天文航法についての包括的な知識が必要とされました。時間の「分配」もまた複雑なプロセスでした。機長は出発の前に、自らのパイロット・ウォッチを航空基地にある地上クロノメーターの時間基準に合わせます。そこでは、中央にある精密な振り子時計から時刻を知らされているラジオ局からの正確な時報を用いていました。

パイロット・ウォッチは機上では極めて精確なタイムピースとして機能していました。八分儀を手に持つ監視要員が、無線機を通してパイロット・ウォッチの装着者、つまり機長と通信します。監視要員が、八分儀の十字線が星や月と一致したのを確認すると、「気をつけ、ゼロ!」と言い、八分儀を作動させます。「ゼロ」というキャッチ・ワードが出ると、パイロット・ウォッチの装着者は正確な時間を読み取ります。そして積算表に基づいて精確な航路を算定したのです。

Further Information

IWC Schaffhausen Public Relations
E-mail press-iwc@iwc.com

ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ 55

REF. IW510401

IWC Big Pilot's Heritage Watch 55

特徴

  • 機械式ムーブメント
  • 6時位置に秒針停止機能付きスモールセコンド
  • グリュシデュール®ベリリウム合金製テンプ
  • ブレゲひげゼンマイ
  • 耐磁性軟鉄製インナーケース
  • 摩擦クラッチ
  • 急激な気圧変化に対応するガラス
  • 100本限定生産

ムーブメント

  • IWC自社製キャリバー: 98300
  • 振動数: 18,000A/h (2.5Hz)
  • 石数: 18
  • パワーリザーブ: 46時間
  • 巻上げ方式: 手巻き

時計

  • 素材: チタニウム製ケース、ブラックの文字盤、ブラウンのカーフスキン製ストラップ、チタニウム製ピン・バックル
  • ガラス: 両面反射防止加工を施したドーム型サファイアガラス
  • 防水: 6気圧防水
  • 直径: 55mm
  • ケース厚さ: 13.5mm

ビッグ・パイロット・ヘリテージ・ウォッチ 48

REF. IW510301

IWC Big Pilot's Heritage Watch 48

特徴

  • 機械式ムーブメント
  • 日付表示
  • 6時位置に秒針停止機能付きスモールセコンド
  • グリュシデュール®ベリリウム合金製テンプ
  • ブレゲひげゼンマイ
  • 耐磁性軟鉄製インナーケース
  • パワーリザーブ表示用サファイアガラス製ディスプレイ・ウィンドウ
  • 摩擦クラッチ
  • 急激な気圧変化に対応するガラス
  • 1,000本限定生産

ムーブメント

  • IWC自社製キャリバー: 59215
  • 振動数: 28,800A/h (4Hz)
  • 石数: 30
  • パワーリザーブ: 8日間(192時間)
  • 巻上げ方式: 手巻き

時計

  • 素材: チタニウム製ケース、ブラックの文字盤、ブラウンのカーフスキン製ストラップ、チタニウム製ピン・バックル
  • ガラス: 両面反射防止加工を施したドーム型サファイアガラス
  • 防水: 6気圧防水
  • 直径: 48mm
  • ケース厚さ: 14.5mm

*IWCシャフハウゼンは、商標「グリュシデュール®」の所有者ではありません。

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