マーク XVIII という伝説

パイロット・ウォッチ・マーク XVIII

日付2016-01-18T07:05:08

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IWC Pilot's Watch Mark XVIII
—「パイロット・ウォッチ・マーク XVIII」(Ref.3270)

1948年に製作が開始された「マーク11」などの伝説的な時計は、今日に至るまで、古典的なパイロット・ウォッチの模範となっています。2016年、IWCシャフハウゼンは、エントリーモデルとして、カーフスキン・ストラップまたはステンレススティール製ブレスレットを備えた「パイロット・ウォッチ・マーク  XVIII」を新たに発表します。

1941年、英国空軍は、彼らの機体位置測定の大部分が不正確であるという結論に至ります。その理由の一つとして、英国空軍が、高い精度を有するパイロット・ウォッチを装備していなかったことが挙げられました。これは、当時最も正確なナビゲーション方法であった六分儀を使用した航法に欠かせないものでした。それに加え、コックピット内の強い磁場と気温変動が時計に悪影響を与えていたのです。さらに、キャビン内の急激な気圧低下により、ガラスが破裂してしまうこともあるといった状況でした。こういった事態を受け、戦後、英国空軍はIWCシャフハウゼンに、飛行監視要員向けの腕時計「マーク11」の製作を依頼しました。IWCシャフハウゼンは、その頃すでに「スペシャル・パイロット・ウォッチ」と「ビッグ・パイロット・ウォッチ」により、その名を広く知られていました。1949年に時計が納入されるやいなや、「マーク11」は高精度なパイロット・ウォッチの代名詞となりました。正確で堅牢、温度耐性と防水性に優れ、メンテナンスにほとんど手がかからないことを特徴としていました。磁気に対しては軟鉄製インナーケースにより保護されており、ねじ込み式のガラスによって急激な気圧変化にも対応するものでした。ナビゲーションのために時間を絶対的な正確さで表示するというたった一つの目的だけを追求し、無駄は一切排除されました。時計本来の機能に特化したこのモデルには、回転式ベゼルも採用されませんでした。その頃すでに燃料表示がコックピット計器の標準装備となっていたからです。また、当時は追加機能の起動が時計の精度に悪影響を及ぼすということがあったため、クロノグラフさえも搭載しないという徹底ぶりでした。シンプルさを究極にまで高めたこの時計デザインは、現在でも模範とされる、パイロット・ウォッチのアイコンとなりました。1948年から1984年にかけて30年以上も生産され続け、その後も多数の後続モデルが製作されることになります。「マーク11」は最高品質を誇るコレクターアイテムの一つとして高い人気を誇ります。

IWC Pilot's Watch Mark XVIII

一切の無駄を排除

2016年、「マーク11」の伝統に新しいページが開かれます。「パイロット・ウォッチ・マーク  XVIII」(Ref.IW327001/IW327002/IW327011)では、ステンレススティール製のケースにブラックの文字盤(Ref.IW327001/IW327011)またはシルバーメッキの文字盤(Ref.IW327002)という装いで、3つのバージョンが一挙にスタートを切ります。これらのモデルに共通するのは、本質的要素が純粋に残るまで無駄を削ぎ落としたデザインです。コントラストの鮮やかな文字盤と各表示は、古典的なパイロット・ウォッチの理想に限りなく近づいています。それもそのはず。デザイナーは、古典的パイロット・ウォッチの模範そのものである、1930年代のユンカース  Ju52のコックピット計器からインスピレーションを得たのです。大きな丸型の表示は、とても見やすく配置されていました。後に生まれた「コックピットデザイン」という概念も、これに由来しています。一切の無駄を排除し、明瞭さと見やすさだけを追求するデザインです。アラビア数字のサイズは大きく、円を描くように配置されていますが、そこには2つだけ例外があります。「12時」位置には数字の代わりに両側に点の付いた白いトライアングルが記されており、時計の向きの素早い確認が可能です。また、「3時」位置には日付窓が配されており、現代的な要素も取り入れられています。時計の裏蓋にはユンカースJu  52  の雄姿が刻まれています。ベルトは2種類からお選びいただけます。
2つのモデル(Ref.IW327001/IW327002)で採用されているスタイリッシュなサントーニ社製ブラックのカーフスキン・ストラップでは、内側にオレンジ色のレザー裏地を備えます。もう一つのモデル(Ref.IW327011)は、エレガントなステンレススティール製ブレスレットとの組み合わせです。さらにこの度、「パイロット・ウォッチ・マーク  XVIII」の全モデルで、長い歴史を誇るNATOストラップからインスピレーションを得た、2色使いの布製ストラップと組み合わせることも可能となりました。「パイロット・ウォッチ・マーク  XVIII」は、“プティ・プランス”と“トップガン”の各シリーズでもそれぞれ1つのモデルが新たに登場します。

Further Information

IWC Schaffhausen Public Relations
E-mail press-iwc@iwc.com

マーク11という名の由来

マーク11の名は、英国空軍が装備品のすべてを「マーク」と呼んでいたことに由来しています。これら装備品は複数のメーカーから購入されていたものの、取付寸法や固定箇所などが同じ仕様で製作されており、相互に交換が可能でした。正式な表記は「Mk.  11」です。第2次大戦直後、英国空軍はローマ数字による表記を廃止し、数の確認にはアラビア数字を用いることにしました。「マーク11」はわずか数ヶ月で、その強靭さと精度によって、すべての競合製品から抜きん出ることとなります。長年にわたってシャフハウゼンで生産された軍用「マーク11」の数は8,000本を超え、英国空軍が同モデルの採用を終えたのは、実に1981年になってからのことでした。これに加え、民間用モデルも約1,500本が生産されています。最後の製品は、1984年、小売販売業者に納められました。その10年後、IWCシャフハウゼンは後継モデルである「マークXII」を発表します。ローマ数字表記の伝統を継承したモデル名は現在も続いています。

パイロット・ウォッチ・
マーク XVIII

詳細を見る

パイロット・ウォッチ・マーク XVIII

REF. IW327001 ∙ IW327002 ∙ IW327011

IWC Pilot's Watch Mark XVIII

特徴

  • 機械式ムーブメント
  • 日付表示
  • 秒針停止機能付きセンターセコンド
  • 耐磁性軟鉄製インナーケース
  • ねじ込み式リューズ
  • 急激な気圧変化にも対応するガラス
  • 裏蓋に特別なエングレーヴィング

ムーブメント

  • キャリバー: 30110
  • 振動数: 28,800A/h (4Hz)
  • 石数: 21
  • パワーリザーブ: 42時間
  • 巻上げ方式: 自動巻き

時計

  • 素材:
    • Ref.IW327001: ステンレススティール製ケース、ブラックの文字盤、サントーニ社製ブラックのカーフスキン・ストラップ、ステンレススティール製ピン・バックル
    • Ref.IW327002: ステンレススティール製ケース、シルバーメッキの文字盤、サントーニ社製ブラックのカーフスキン・ストラップ、ステンレススティール製ピン・バックル
    • Ref.IW327011: ステンレススティール製ケース、ブラックの文字盤、微調整機構付きステンレススティール製ブレスレット
  • ガラス: 両面反射防止加工を施したドーム型サファイアガラス
  • 防水: 6気圧防水
  • 直径: 40mm
  • ケース厚さ: 11mm
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